東京モーターショー2015
アウディ、新型「A4」を2016年初めに日本導入
「A4アバント」は第2四半期に導入
(2015/10/28 14:20)
- 2015年10月28日発表
アウディ ジャパンは10月28日、東京モーターショーで新型「A4」を日本初公開した。プレスカンファレンスでは、同社代表取締役 アンドレ・ブラウン氏が登壇して、A4セダンを2016年初め、A4アバントを来年第2四半期に導入予定であることを明かした。
新型A4 セダンのボディーサイズは、4726×1842×1434mm(全長×全幅×全高)。全長は従来型と比べて25mm延長、全幅は16mm拡大、全高は従来型と同じ。ホイールベースは12mm延長され2820mmとなる。新型A4 アバントは、全長、全幅とホイールべースはセダンと共通。セダンと比べ全高が7mm高くなっている。
エンジンは、導入当初2種類の2リッターエンジンを導入、4WD(クワトロシステム)モデルに搭載されるハイパワー仕様の「2.0 TFSI」エンジンは、最高出力185kW(252PS)、最大トルク370Nm/1600-4500rpmを発生。7速DCT(Sトロニック)を組み合わせて、0-100km/h加速がセダンで5.8秒、アバントは6.0秒、それぞれ最高速は250km/h(電子リミッター作動)。
2WD(FF)モデルの「2.0 TFSI」エンジンは、最高出力140kW(190PS)最大トルク320Nm/1450-4200rpmを発生。7速DCT(Sトロニック)と組み合わせて、0-100km/h加速がセダンで7.3秒、アバントでは7.5秒、それぞれ最高速は210km/hに達する。
エンジンはいずれも、シリンダーヘッド一体型の排気マニフォールド、最新のサーマルマネジメントシステム、排気バルブの可変制御を行うアウディバルブリフトシステム(AVS)、ターボチャージャーの電動ウエストゲート、中間負荷領域において吸気マニフォールドからの間接噴射によりFSI直噴を補足する「デュアルフューエルインジェクション」を採用した。
NEDC(ヨーロッパ ニュードライビングサイクル)の燃料消費率で、セダンが4.8L/100km(20.8km/L)、アバントは5.0L/100km(20.0km/L)。
プレスカンファレンスで、ブラウン氏は「デザインは内外装とも全面的に刷新し、シャープで幅広になったシングルフレームグリルを採用しました。最新世代のMMI、バーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイの採用、アウディとした初めてアップル CarPlayやAndroid Autoなどスマートフォンに対応しました」と新型A4を紹介。
さらに、ブラウン氏は「マトリクスLEDヘッドライト、トラフィックジャムに対応するアダプティブクルーズコントロールなど、先進のドライバーアシスタントシステムなどを採用し、新型A4をひと言で表すとエンジニアリングの傑作で、このクラスの新たなベンチマークとなるはずです」と自信を示した。