東京オートサロン 2016
「CROWN Style Gb」「アルファード Royal Lounge SP」など注目モデルを公開したTRD&モデリスタブース
新型プリウス(ZVW50)にスイッチしたapr SUPER GT参戦体制発表会も開催
(2016/1/16 01:38)
- 2016年1月15日~17日開催
ここでは北ホールに並ぶトヨタ系カスタマイズメーカー、TRD(トヨタテクノクラフト)とトヨタモデリスタインターナショナルを紹介。両社の主要な出展車両は1月14日の記事で紹介しているため、新規公開となる車両を中心にお伝えしたい。あわせて当日実施されたaprによるSUPER GT参戦体制発表会の様子もリポートする。
apr SUPER GT参戦体制発表会
オートサロンの初日となる1月15日、TRDブースにおいてapr SUPER GT参戦体制発表会が行なわれた。aprは2012年から30型プリウスをベースとした車両でSUPER GT GT300クラスに参戦していたが、同車両での参戦は2015年で終了する旨をアナウンスしていた。今回の発表により新型プリウス(50型)へスイッチ、継続して参戦することが明らかになった。
発表会ではまず、チーム監督となる金曽裕人氏が登壇し、「トヨタとして、日本の工業製品として最先端を行っているのがトヨタのハイブリッドであるプリウス。我々は“モノづくり日本”として、このマシンを使って名だたるレーシングカー、欧州でいうスーパーカーに挑戦して、僕らがどれだけのモノを、どれだけの力で挑戦して対等に戦えるかということを今年もやってみたいと思います。この先、プリウスという名前が世界に響き、完全なブランドになれるよう我々がレースを通じて伝えていきたい」と抱負を語った。
続いてドライバーが登場。31号車は嵯峨宏紀選手と中山雄一選手、30号車は永井宏明選手と佐々木孝太選手のコンビとなる。嵯峨宏紀選手が「apr史上、最強のGTカーだと自負している。去年は2勝してチャンピオンを獲れなかったので、今年は3勝してチャンピオンを獲りたい」と自信たっぷりに語れば、中山雄一選手は「今回ガラッと変わったプリウスを楽しみにしている。去年の成績からいっても遅いはずはないので、実力を引き出してチャンピオンを確実に取りに行きたい」と、こちらもマシンのパフォーマンスを信頼。
一方、30号車を駆る永井宏明選手は「初参戦でワクワクしている。佐々木孝太選手と素晴らしいレースができるように頑張りたい」、佐々木孝太選手は「昨年はスポット参戦だったが今年はフル参戦。(31号車のドライバーを含め)皆で力を合わせて強いプリウスを作り上げていきたい」と、初年度ならではの不安がありつつも、上位でのリザルトを期待している様子だった。
TRD
目を惹いたのは2台のカスタマイズモデル。2013年のオートサロンに出展された「86×Style Cb」の流れを汲むモデルで、1台はシエンタベースの「SIENTA Style Mb」、もう1台はクラウンロイヤルベースの「CROWN Style Gb」だ。