東京オートサロン 2018

【東京オートサロン 2018】ドライカーボン多用の“究極のコンセプトモデル”「MUGEN RC20GT CIVIC TYPE R Concept」を展示する無限ブース

無限用品を装着してスポーティ感を高めた「MUGEN CIVIC HATCHBACK Prototype」も

2018年1月12日~14日 開催

MUGEN RC20GT CIVIC TYPE R Concept

 1月12日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン 2018」。中4ホールで本田技研工業ブースに隣接する無限(M-TEC)のブースでは、自社チーム「TEAM MUGEN」でレース参戦しているモータースポーツ車両のほか、ホンダの「シビック TYPE R」をベースとしたコンセプトモデル、同じくホンダの「シビック ハッチバック」をベースとしたプロトタイプモデルの2台を展示している。

MUGEN RC20GT CIVIC TYPE R Concept

ブラック、ゴールド、レッドで構成される“無限カラー”のラインがボディサイドに入る

 2017年9月に発売されたシビック TYPE Rをベースに“究極のコンセプトモデル”として生み出された「MUGEN RC20GT CIVIC TYPE R Concept」。

 ベース車が持つ走行性能を極限まで高めることを目指し、空力解析で構成されたドライカーボン製の各種エアロパーツで外観を一新したほか、吸排気系の改良で動力性能を高め、鍛造20インチアルミホイールやモノブロックブレーキキャリパーの装着で走行性能をチューニング。車内でもリアシートを貫通させてラゲッジスペースを補強するロールケージの追加、クイックシフターの採用、スポーツシートの装着などを実施。「無限がCIVIC TYPE Rにかける想いをカタチにした」というコンセプトモデルとなっている。

ボディサイズは4539×1875×1415mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2700mm
8角形のフロントグリルは「東京オートサロン 2017」で公開したコンセプトカー「無限 GARU」から踏襲したもの。実際に製作して吸気流量がアップする効果を得たことから、今回のコンセプトカーでも採用することになった
カーボンボンネットの両サイドに排熱用のダクトを設定
前後のバンパーやサイドスポイラー、ボンネット、フロントグリル、リアウイング、ドアミラーなどがドライカーボン製となる
カーボンリアバンパーのセンターにスポーツエキゾーストのエンドパイプをビルトイン
エアクリーナーボックスもカーボンファイバー製となる
鍛造20インチアルミホイールに245/30 20サイズのタイヤを装着。フロントブレーキはモノブロックキャリパーを採用する
メーターなどはダミー。特徴的なステアリングも開発用で、ここから実際の走行でフィーリングなどをチェックしていくとのこと
無限ロゴの入るエンジンスタート/ストップスイッチ
前後にホールド性を重視したスポーツシートを装着
ロールケージはキャビンだけでなく、リアシートの中央を貫通してラゲッジスペースまでしっかりと補強。リアシートの背もたれもカーボン製となっている

MUGEN CIVIC HATCHBACK Prototype

MUGEN CIVIC HATCHBACK Prototype

 東京オートサロン 2018開幕初日となった1月12日から順次発売となった「シビック ハッチバック用無限パーツ」のプロトタイプと位置付けられた「MUGEN CIVIC HATCHBACK Prototype」。ベース車のシビック ハッチバックが持つスポーティなワイド&ローの外観デザインをさらに洗練。ボディとの一体感を力強く表現するエアロパーツが中心となっている。

ドライカーボン製の「カーボンフロントグリルガーニッシュ」のほか、「フロントバンパーガーニッシュ」「フロントアンダースポイラー」「サイドスポイラー」「リアアンダースポイラー」「テールゲートスポイラー」などをエアロパーツを装着
フラットブラックミラーフェイスの19インチ「MDC」アルミホイール
テールゲートの後方側に大きく伸びるテールゲートスポイラーはFRP製で、一部にウェットカーボンを貼り付けてスポーティイメージを演出
ディフューザー形状となるリアアンダースポイラーの中央に、開発中の「スポーツエキゾーストシステム」を設定

「TEAM MUGEN」モータースポーツ車両

GT500マシン「#16 MOTUL MUGEN NSX-GT」
スーパーフォーミュラマシン「TEAM MUGEN SF14 #16」
スーパーフォーミュラマシン「TEAM MUGEN SF14 #15」
「マン島TTレース」参戦の電動バイク「神電 四」は、実際に車両にまたがって、マン島を走行する映像に合わせて右左にハングオンする体験コーナーに利用されていた

編集部:佐久間 秀