アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、トヨタなどが出展する「2015 International CES」間もなく開幕

2015 International CESのメイン会場となるLas Vegas Convention and World Trade Center（LVCC）

　米国ネバダ州ラスベガスのLas Vegas Convention and World Trade Center（LVCC、ラスベガスコンベンションセンター）を中心として開催される家電製品見本市「2015 International CES」が2015年1月6日（現地時間）に開幕する。1月4日には出展者や参加者の登録も開始されており、現地で準備が進む様子を見ることができた。

1月4日に訪れたが、すでに来場者などの受け付けは始まっていた

　CESは、Consumer Electronics Showという名称が示すように、主に一般消費者を対象とした電気製品、つまり家電関連の製品が展示されるもの。Consumer Electronicsといっても多岐にわたり、PCやモバイル関連の通信機器、AV製品などを含む多数の製品展示が予定されている。

　各社とも、ここを重要な製品発表の場と位置づけており、IT関連メーカーやAVメーカーが発表などを行うことから、PC WatchやAV Watchではさまざまな記事として取り上げてきた。

●2014 International CESレポートリンク集（PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/backno/event/index_c105s2779.html

●2014 International CESレポートリンク集（AV Watch）
http://av.watch.impress.co.jp/backno/event/index_c215s2778.html

　ここ数年、目立って展示が増えているのが自動車関連製品。かつてはナビやスピーカーなどが多かったが、自動車の自動化の流れもあり自動車メーカーが積極的な出展を行っている。2015年は、米国ビッグ3のほか、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、トヨタなど10社が出展。メルセデス・ベンツとフォードは基調講演を行う。

LVCCの正面駐車場にはBMWのブースを設営中。2014年はi3の大量展示が行われたが、2015年の展示は？　後方に見えるのが、モノレールの駅となる

　また、ボッシュやヴァレオなどの世界的な車載部品メーカーに加え、NVIDIAなど半導体メーカーも車載製品を積極的にアピール。自動車の電子化の最先端技術をInternational CESで発表し、翌週米国デトロイトで開催されるデトロイトショーで搭載車を展示などの流れもできつつある状態だ。

　これは数字からも明らかで、2012年の自動車関連展示が9万5000平方フィート、2013年が10万平方フィート、2014年が14万4000平方フィート、2015年は16万5000平方フィートと、過去最大の展示面積が予定されている。

各所に展示される予定のフォード車。フォードは基調講演を行う

北ホールの西に位置する駐車場では、車載部品メーカーの展示が行われるようだ。写真はデルファイのブース

デルファイのすぐ横には、ボッシュのテストコースが設営中だった

ヴァレオのデモカー

　Car Watchでは、自動車や、近年の自動車にとっては必須となった自動車関連の電子デバイスなどの展示についてお届けしていく。International CESのメイン展示である、PC、IT関連はPC Watchで、AV機器関連はAV Watchを参照していただきたい。

●PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/

●AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/

International CESのメイン展示はエレクトロニクスメーカー。シャープは巨大な広告を掲示していた

しかしながら、自動車メーカーが目立ってきたのも事実。こちらはBMWの巨大広告

展示会場の設営準備が進む

日本ではあまり見かけないタイプの高所作業車

パンクレスタイヤを装着

クレーンの操作盤

会場内を忙しく走り回っていた3輪電動カート

荷物や人を載せる工夫が行われている

3輪電動カートの操作系

メーター類

電動なので2ペダル

2015 International CESのスポンサーやパートナー企業一覧。IT系の企業が多いが、ボッシュの名前を見ることができる