イベントレポート

【CES 2019】Cerevo、モータースポーツユーザー向けに走行データ+車載映像をリアルタイムライブ配信できる「ZECH-1」

OBD IIコネクタ情報を車載映像にオーバーレイ

2019年1月6日~7日(現地時間) プレスカンファレンス

2019年1月8日~11日(現地時間) 一般公開

Cerevo「ZECH-1」が作り出す映像。この映像をリアルタイムライブ配信できる

 Cerevoは1月7日、フルHD配信機能内蔵のセンシングデバイス「ZECH-1(ゼックワン)」を発表した。1月8日(現地時間)から一般公開が始まる「CES 2019」において展示を行なう。発売は2019年夏ごろ、価格は10万円程度を予定。

「ZECH-1」はモータースポーツユーザー向けに、OBD IIコネクタと本体に搭載した6軸センサーおよびGPSから得られる車速、エンジン回転数、残燃料、水温などのデータを可視化。可視化したデータと、車載カメラによる映像をオーバーレイし、3G/LTE回線を利⽤してリアルタイムにライブ配信できるほか、SDカードにも記録できる。

 ライブ配信は、最⼤1080/60pの解像度で主要ライブ配信サービスへの配信に対応し、Cerevo LiveShellシリーズで提供しているライブ配信サービス「Dashboard」を利⽤して、配信設定を行なうことができる。

ZECH-1
ZECH-1の背面。各種端子が並ぶ
ZECH-1の搭載イメージ

ZECH-1の仕様

開発中のため、製品では仕様が異なる場合あり。

映像配信系機能

映像⼊⼒(HDMI):480/60p~1080/60p
録画メディア:microSDカード
録画解像度:最⼤1080/60p
エンコード⽅式:H.264/H.265
インターネット接続:3G/LTE(USBモデム対応)、Wireless-LAN
⾳声⼊⼒:HDMI
情報提⽰機能:HDMI映像へオーバーレイ
配信:1配信+SDカード録画
配信モード設定:Dashboard

⾞両センシング機能

⾞両インタフェース:OBD II、CAN(予定)
GPS:更新レート 10Hz(QZSS、GLONASS対応)
6軸センサー:3軸加速度、3軸⾓速度

そのほか

脱落防⽌ロック付き HDMI、USB Type-A
電源:⾞両バッテリー+外部バッテリ(計画中 USB Type-C を想定)
本体サイズ:180×71×27.5mm(W×D×H)

ZECH-1の動作イメージ

編集部:谷川 潔