GTC 2016
NVIDIA、世界初のディープラーニング用スパコン「DGX-1」受注開始
AI開発能力向上に特化
(2016/4/7 03:58)
- 2016年4月4日~7日(現地時間) 開催
- San Jose McEnery Convention Center
NVIDIAは4月5日(現地時間)同社が主催しているGPUソフトウェア開発者向け会議「GPU Technology Conference 2016」(以下、GTC 2016)において、同社社長兼CEO ジェンスン・フアン氏の基調講演(キーノート)を実施。世界初のディープラーニング用スーパーコンピュータ「DGX-1」を発表した。
DGX-1は、FP64で5.3TFLOPS、FP32で10.6TFLOPS、FP16で21.2TFLOPSの演算性能を持つGPUモジュール「Tesla P100」を8基搭載。ディープラーニング主に用いられる計算精度がFP16のため、FP16で170TFOPSの性能を公表している。
価格は12万9000ドルで、米国では6月から販売を開始。すでにNVIDIAの「DGX-1 Webサイト」で受注が始まっており、受注順に順次出荷されていくと思われる。
このレベルのシステムになると代理店から販売するのが通例だが、代理店などからの販売は2017年第1四半期としており、当初は相当生産量が限られていることが予想される。興味のある方は、DGX-1 Webサイトを一度確認いただきたい。