イベントレポート

ジャパンモビリティショー最終日、雨のため一般入場者の待機列先頭を屋根付きエリアに変更 自工会 佐藤副会長と田中次世代モビリティ領域長らで急遽対応

一般入場待機列が雨に濡れてしまう場所から始まっているため、それを少しでも前進させるよう話し合う自工会 副会長 佐藤恒治氏と次世代モビリティ領域長 田中正実氏

 東京ビッグサイトで開催されている「ジャパンモビリティショー2025」(以下、JMS2025)は、11月9日が最終日となっている。9日は朝から小雨模様が続いており、9時のアーリーエントリー(限定5000枚)、10時の一般入場開始にむけ、待機列では多くの傘が開いていた。

 9時にアーリーエントリーが開始され、アーリーエントリー側の待機列はすぐに解消されたものの、10時の一般入場待機列は当然ながらそのまま。東京ビッグサイトのエントランスは会議棟下は屋根があり、雨よけにはなるものの、一般入場待機列の先頭はさらに北の駅側。雨よけになるものがない状態であった。

アーリーエントリー側の待機列が解消したため、待機柵の配置をみんなで移動させる

 これは東京ビッグサイトの構造上仕方のない部分ではあるものの、アーリーエントリー側の待機列が解消した9時過ぎにおいては、一部改善の余地がある部分。

 最終日のため会場を視察に訪れていた自工会(日本自動車工業会) 副会長 佐藤恒治氏は、その点に気がつき「子供寒そうだよ……」と話しつつ、自工会 次世代モビリティ領域長 田中正実氏と改善点を検討。待機列の解消したアーリーエントリー側の入り口をやや狭くする形で、一般入場側の待機列先頭を前進させるという対応を行なった。

 とはいえ、急な対応のため大規模イベントではなかなか実際の変更は難しい。佐藤副会長、田中領域長らがリーディングする形で、待機列柵の位置を変更し、関係各所に連絡。9時25分に一般入場待機列先頭が雨よけとなる会議棟下まで前進した。

9時25分、一般入場待機列の先頭を雨よけのある会議棟下エリアまで呼び込み開始

 詳細なデータはそろってはいないが、一般公開日も複数回取材に訪れている記者自身の感覚からは、今回のJMS2025では子供連れのお客さんが多い気がする。実際に待機列先頭近くにも複数の家族連れがおり、雨の中、子供たちが一般公開開始時刻になるのを待っていた。

 会議棟下の雨よけエリアは、それほど広くはないものの、待機列が動くことや先頭に近い人は雨よけエリアへ移動することができたのは、よかったのではないだろうか。

 11時過ぎの時点では入場待機列も解消。雨も上がり、待つことなくJMS2025へ入場できるようになっている。

11時過ぎ、東京ビッグサイトの待機列は解消。雨も上がり、傘が減っている
編集部:谷川 潔