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自工会、“いくっしょ、モビショー!”「JMS2025」概要発表 海外メーカー出展が7社に増加

2025年6月24日 発表
「Japan Mobility Show 2025(JMS2025)」の概要について、次世代モビリティ領域長の田中正実氏(左)、モビリティショー委員長の貝原典也氏(右)が説明した

 自工会(日本自動車工業会)は6月24日、「Japan Mobility Show 2025(JMS2025、会期:2025年10月30日~11月9日)の企画概要についてのオンライン説明会を開催し、モビリティショー委員長の貝原典也氏、次世代モビリティ領域長の田中正実氏が概要について説明した。JMS2025ではメインパートナーをSCSKが担うとともに、オフィシャルサプライヤーとしてLED TOKYOが、オフィシャルパートナーとして住友三井オートサービスが協力してイベントを盛り上げていく。

 JMS2025は「ワクワクする未来を、探しに行こう!」をコンセプトとして開催。このコンセプトには「みんながワクワクし、一緒に考え、未来を創り上げていく」という想いが込められており、メインビジュアルではこの想いを表現。クルマ・バイク好きからファミリー、ビジネスパーソンなど、多くの来場者に「いくっしょ、モビショー!」という合言葉のもと、豊かで夢のあるモビリティ社会によってもたらされる、ワクワクする未来を体験できる企画を予定する。

JMS2025のパートナー
JMS2025は「ワクワクする未来を、探しに行こう!」をコンセプトとして開催
合言葉は「いくっしょ、モビショー!」

 なお、6月24日現在の出展企業は136社となっており、このうち海外メーカーとしてKIA(韓国)、BMW(ドイツ)、BYD(中国)、ヒョンデ(韓国)、MINI(ドイツ)、メルセデス・ベンツ(ドイツ)、ASF(中国/商用車)の7ブランドが含まれた。2023年のJMSは4ブランドだったので3ブランド増加したことになる。これについて次世代モビリティ領域長の田中氏は、「日本のお客さまに寄り添うということで、このジャパンモビリティショーを活用していただけて大変ありがたく思っております」とコメント。

 また、海外メーカーが増加したことについてモビリティショー委員長の貝原氏は、「グローバルでモビリティショーを広げていくと思っております。グローバルのイベントとして捉えるという意味では、自工会としてもそれはウェルカムだと考えております。従って今後もこうした形で、グローバルメーカーの方にもどんどん参加していただくということは大変いいことだと思ってますので、そのようにこれからも進めてまいりたい」と述べた。

6月24日現在の出展企業

 JMS2025の中身について、会場では「モビリティの未来の姿にワクワク(#FUTURE)」、「モビリティそのものにワクワク(#CULTURE)」、「モビリティのビジネスにワクワク(#CREATION)」という大きく3つのプログラムを通じて、まだ見ぬ日本の未来にワクワクする体験を提供する。

大きく3つのプログラムを通じて、まだ見ぬ日本の未来にワクワクする体験を提供

「モビリティの未来の姿にワクワク(#FUTURE)」では前回のJMS2023で好評を博したというTokyo Future Tourの第2弾を実施。今回は「Tokyo Future Tour 2035」と銘打ち、近すぎず遠すぎない10年後の近未来の技術や、それによってもたらされる生活の変化を体感できる。このプログラムではさまざまな産業から100以上の企業・団体が集まり、2035年の未来の東京が出現するとのこと。

「モビリティの未来の姿にワクワク(#FUTURE)」

「モビリティそのものにワクワク(#CULTURE)」はモビリティ好きが本気で楽しめる、モビショーならではのプログラム。時代を遡り、過去から現在の文化や世相と共に、その象徴として輝いていた乗り物が登場するカルチャー展示では、当時を知る人には懐かしく、初めて知った人でも好奇心がくすぐられ、胸が高鳴るような体験を提供。また、屋外エリアでは次世代燃料ごとのパフォーマンスを感じられるショーラン、レーシングカーやヒストリックカー、SUVなどで行なう迫力のデモラン&同乗体験を通じ、日常にある乗り物が生み出す非日常的なワクワクを体験できるという。

 さらに貴重なスーパーカーやカスタムカー、キャンピングカーをはじめ、モビリティ好きの輪が広がるコミュニティゾーン、子ども連れでも楽しめるはたらく乗り物の展示やトミカブース、全国各地からの特産品が集まる軽トラ市など、来場者がワクワクするような企画を用意する。

「モビリティそのものにワクワク(#CULTURE)」

 また、「モビリティのビジネスにワクワク(#CREATION)」ではモビリティ産業の拡張を目指し、スタートアップ企業と事業会社のビジネス共創による新しいワクワクを生み出す場として、ブース出展とピッチコンテスト&アワードを実施。ブース出展には多くのスタートアップ企業が参加を予定しており、業種・業界に限らない連携など、多くの共創をサポートする。ピッチコンテスト&アワードは事業ステージごとの2部門制となり、それぞれの事業ステージごとのニーズに合わせたベネフィットを準備する。

 加えてトークステージ「未来モビリティ会議」では、「未来はみんなでつくるもの」を合言葉に自工会正副会長による「これからのモビリティ社会のあり方」について語らう特別セッションのほか、多様な切り口でビジネス共創の気付きを得られるビジネスセッション、一般来場者も楽しみやすいテーマのトークセッションを予定する。

「モビリティのビジネスにワクワク(#CREATION)」
ピッチコンテスト&アワードは事業ステージごとの2部門制
トークステージ「未来モビリティ会議」

 なお、JMS2025の目標来場者数は100万人。前回のJMS2023からどう進化していくのか聞かれたモビリティショー委員長の貝原氏は、「前回はどちらかというと未来(#FUTURE)のところをかなり大きく広げていったと思っておりまして、今回はそれに加えて過去から現在、それから未来の繋がりというところをより鮮明に出し、昔からよく知ってらっしゃるファンの方も非常に楽しめますし、例えばお子さんであるとかファミリーの層も楽しめる。そういったところを主に強化していきたいと思っております」と説明した。

会期など