イベントレポート

【パリモーターショー 2018】クリスチャン・サロンのマシンが見られる、レーサーカフェコーナー

2018年10月2日~3日 プレスデー

2018年10月4日~10日 一般公開日

フランス人ライダーであるクリスチャン・サロン選手がボルドール24時間で使用したゴディエ・ジュヌー 998。カワサキの改造マシン

「パリモーターショー(MONDIAL PARIS MOTOR SHOW)」では、3号館が主にバイクメーカーの展示となっており、本田技研工業、カワサキ(川崎重工業)、ヤマハ発動機、スズキといった日本のバイクメーカーに加え、トライアンフ、インディアン、ハーレーダビッドソンといったメーカーのブースも並ぶ。

 さらに、用品メーカーやミニカーなどを販売するブースもあり、さらに臨時のシーフードレストランまで用意されている。

 そのシーフードレストランの横にあったのが、「レーサーカフェ」というコーナー。カフェといってもレーシングライダー向けの喫茶店があるわけではなく、カワサキの「Z900RS CAFE」と同様、カフェに乗り付けて速さを競うようなマシン、つまりレーシングバイクが多数展示されていた。

 ヤマハ「TZ」やホンダ「RS」といったスプリントマシンに加え、カワサキの各種エンデュランスマシンなどだ。そして目立っていたのは、レーシングライダー名にクリスチャン・サロン選手の名前をよく見かけたこと。クリスチャン・サロン選手は1970年代後半から1980年代にかけて活躍したフランス人ライダーで、日本で空前のバイクブームが起きていた時代にWGPを走っていた。クリスチャン・サロン選手の名前は知らなくても、独特の美しいコーナリングフォームや、青いヤマハのマシンはなんとなく覚えている人もいるだろう。

バイクの横に飾ってあったクリスチャン・サロン選手の写真。記者のイメージしているクリスチャン・サロン選手とはだいぶ印象が異なる。すっきりした顔立ちで耐久レースにめっぽう強く、WGPのライディングフォームは美しい、という強く記憶に残る選手

 そのクリスチャン・サロン選手のマシンは、ヤマハ、ゴディエ・ジュヌーで見かけることができ、スプリントレースも耐久レースも得意だったことが分かる。ちなみにクリスチャン・サロン選手の弟のドミニク・サロン選手もホンダのワークスライダーとしてWGPに参戦しており、ドミニク・サロン選手のマシンも展示されていた。

ヤマハ TZ350。クリスチャン・サロン選手が使用したモデル
ヤマハ TZ250。こちらもクリスチャン・サロン選手が使用したモデル
ヤマハ YZR500(OW98)。クリスチャン・サロン選手は青いカラーリングのモデルで戦っていた
ホンダ RS250。クリスチャン・サロン選手の弟、ドミニク・サロン選手が使用したマシン
カワサキ 350 A7R
ヤマハ 250 TD2
カワサキ 500 H1R
ヤマハ 350 TR2
アエルマッキ 250
カワサキ LEURIDAN 1000
カワサキ H1RW
BUT 500cc
ヤマハ TZ750
レーサーカフェコーナー

編集部:谷川 潔