トヨタ、特別な「GRヤリス」2モデル世界初公開 セバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手が監修

左から「GRヤリス RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」「GRヤリス RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」

　TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は1月13日、「東京オートサロン2023」（幕張メッセ：1月13日〜15日開催）で特別なGRヤリス「GRヤリス RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」「GRヤリス RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」を世界初披露した。

　公開された2モデルは、FIA世界ラリー選手権（以下、WRC）に参戦する「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team」所属選手のうち、2021年にドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手、2022年に同じくドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手が監修した特別なGRヤリスとなる。

GRヤリス RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”

GRヤリス RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”

　両選手に合わせた車両セッティングを施したほか、内外装にこだわりを持ってつくり込まれたクルマといい、同モデルの発売時期や車両詳細は今後公開予定としている。また、同モデルの成約者には、WRCをともに戦うパートナーとしてWRC競技車両へその証の掲載、セバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手との懇談機会の提供を検討しているという。

2024年1月のホモロゲーション取得を目指す「GR Yaris Rally2 Concept」

「GR Yaris Rally2 Concept」

　会場では、WRC参戦を通じて得た知見を生かして開発した「GR Yaris Rally2 Concept」も展示される。「GR YARIS Rally2 Concept」は、多くのカスタマーモータースポーツチームが使用するRally2規定に即したマシンを開発。2023年は、同車両をベースに開発した「GR YARIS WR Concept（仮称）」で全日本ラリー選手権に参戦して車両を鍛えるほか、カスタマーモータースポーツチームからのフィードバックを反映して開発を進め、2024年1月のホモロゲーション取得を目指すとしている。

「GR Yaris Rally2 Concept」