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KINTO、新型プリウスの「KINTO Unlimited」対象グレードを東京オートサロンで初公開

2023年1月13日~15日 開催

新型プリウス プロトタイプ

新型プリウスをアップグレードできるサブスク車両

 愛車サブスクリプションサービスを提供するKINTOは、1月13日~15日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されるカスタムカーショー「東京オートサロン2023」にて、新型プリウスの「KINTO Unlimited」の対象グレードの車両を初公開する。

 KINTO Unlimitedは、トヨタの技術を駆使して「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」を通じてクルマの価値を維持し、新型車をリーズナブルに提供する新たなサービスプラン。2022年12月7日に新型プリウスから導入すると発表されているが、月額利用料や対象グレードについては“今冬発売の際に公表”とし、まだ発表されていない。

KINTOは新型プリウスの「KINTO Unlimited」対象グレードの車両を東京オートサロンで初公開する

 進化=アップグレードについては、いままでハードウェアのアップグレードは施工を伴うため膨大な作業時間がかかるため実現が難しかったが、将来的なハードウェアのアップグレードを想定し、納車後の後付けに必要な設計をあらかじめ織り込んでおくトヨタ初の「アップグレードレディ設計」を新たに開発。

 作業時間の大幅な削減が可能にうえ、新車契約時にオプションを選ぶのと同様に「ブラインドスポットモニター」「パノラミックビューモニター」「ステアリングヒーター」などといった装備を、納車後にもオーナーが欲しいと思ったタイミングで後付けできるという。また、支払いについてもアイテムごとに一括、またはサブスクの月額利用料への加算の2つの方法から選択可能としている。

 なお、ハードウェアのアップグレード提供開始は2023年の年央の予定となっている。

アップグレードレディ設計を施した新型プリウスへの施工作業イメージ

 ソフトウェアに関しては、スマホのようにオンラインで更新できる「OTA=Over the Air」技術を導入することで、入庫しなくても安全性能ソフトウェアを好きなタイミングでアップグレードできる。

 見守り=コネクティッドについては、2023年2月にKINTO Unlimited専用アプリを公開予定としていて、トヨタのコネクティッドサービス「T-Connect」を通じて、アクセルやブレーキの踏み方などの基本的な挙動に加え、ハンドル操作やウィンカーを出すタイミングなど、細部にわたる運転データを収集・分析することで、ユーザーごとに異なる安全運転や燃費の向上につながるポイントを、専用のアプリを通じてアドバイスする「コネクティッドドライブトレーナー」を提供。

コネクティッドドライブトレーナーによるアドバイスのイメージ

 そのほかにも、ユーザーの運転データをもとにエンジンオイルの状態を把握する独自の技術を開発。クルマごとの「使用状況」に合わせたタイミングでメンテナンスを提案する「コネクティッドカーケア」も利用できる。

エンジンオイル交換のアナウンスイメージ

 KINTO Unlimitedは、アップグレードとコネクティッドで、クルマの価値を維持し、新車をリーズナブルな月額で提供するという、KINTOがトヨタのクルマ作りから変えた新たな取り組みとなっている。