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トヨタとKINTO、新型「プリウス」から新サブスク「KINTO Unlimited」提供開始 月額利用料10%引き下げへ
2022年12月7日 15:24
- 2022年12月7日 発表
トヨタ自動車とKINTOは12月7日、今冬発売する新型「プリウス」の一部グレードより、新しいサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の提供を開始すると発表した。KINTO Unlimitedでは、新型「プリウス」より採用された「アップグレードレディ設計」などによりサブスクサービス利用後の車両価格の維持を実現、この価格を還元してこれまでの月額利用料金より10%価格を引き下げて提供できるとしている。
KINTOが提供するサブスクリプションサービスは、自動車保険、自動車税、定期メンテナンス、故障修理、登録諸費用・税金、車検費用(5年/7年プランの場合)などの諸経費をパッケージ化した月額定額サービス。新たに提供開始予定の「KINTO Unlimited」では、クルマを届けた後の「進化」と「見守り」を通じてクルマの価値を維持し、その分を、サブスクの月額利用料の引き下げにあらかじめ充てることにより、利用者がサービスをリーズナブルに利用できるようにした。
KINTO Unlimitedは、サービスへの契約から利用を終えて車両を返却するまでの間に、通常下がっていくクルマの価値を維持する独自の仕組みにより、価値を維持する分を、サブスクの月額利用料の引き下げにあらかじめ充当することで、利用者がサービスをリーズナブルに利用できるようにする。
具体的には「アップグレード」として、契約したクルマに対し、ソフトウェアとハードウェアのアップグレードを提供することにより、クルマを届けした後の「進化」を実現。また、「コネクティッド」として、トヨタのコネクティッド技術を用いて利用者が運転する際のデータを収集・分析することにより、利用者とクルマ双方の「見守り」を実現する。
新サービスは、まずは今冬発売する新型プリウスの一部グレードより提供を始め、利用者からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも積極的に拡大していくとしている。新型プリウスの月額利用料については今冬発売の際に公表される。
同日開催された新サービス発表会に登壇したKINTO 代表取締役社長の小寺信也氏は「アップグレードとコネクティッドは、サブスクの料金設定にも大きなインパクトをもたらします。 通常、クルマの価値はそのクルマをお客さまにお届けした時点をピークに下がっていく一方ですけども、今回、サブスクサービスの契約、すなわち、お客さまへお届けした時点から利用を終えて、車両をKINTOに返却いただくまでの間、アップグレードとコネクティットを提供していくことによって、車両価値の下落を防いで、価値の維持を図っていきます。そして、価値の向上をあらかじめ想定をいたしまして、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに当てることで、お客さまがこのサービスをリーズナブルにご利用いただけるようにしていきます」と説明。
小寺氏は「これは、お客さまとつながり、クルマを管理できるサブスクだからこそ実現できる仕組みでございます。具体的な月額は、プリウス発売の際にお伝えをいたしますけれども、この仕組みを使うことによりまして、通常のKINTOとの月額利用料設定に比べて、10%程度お安く価格を設定することができたのではないかと思っております」と話した。