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ちょっと写真で見る トヨタ新型プリウス

5代目モデルとなる新型プリウス

 トヨタ自動車は11月16日、5代目モデルとなる新型「プリウス」を世界初公開した。プリウスは1997年に初代モデルが登場して以来、2003年に2代目、2009年に3代目、2015年に4代目とモデルチェンジごとに進化を遂げ、ハイブリッド車のベンチマークとして常に注目され続けてきた。

 新型は「Hybrid Reborn」をコンセプトに、第5世代ハイブリッドシステムと第2世代TNGAプラットフォームの採用するなど、デザインと走りに磨きを掛けたのが特長となる。

 なお、今回紹介するのはすべてプロトタイプになる。量産車では仕様やデザインなどが異なる可能性があることをお断りしておく。

印象的なヘッドライトを装備
ハイブリッドモデル(手前)とPHEVモデル(奥)

HEV(ハイブリッド)モデル

 ステージ上のモデルと合わせて3台が展示されており、すべて2.0リッターエンジンを搭載する。ただ、若干仕様が異なっていることから、ステージ上に置かれたライトブルーのボディカラーのモデルは上級グレード、レッドと濃いブルーのモデルはベーシックグレードと思われる。ただ、公式発表はされていないので「その可能性もある」ぐらいに思っていただければ幸いだ。

 デザインはフロントマスクやボディロワ部の処理、樹脂製のフェンダーアーチなど先日発表された「クラウン スポーツ」と共通した部分が見られ、これからのトヨタデザインの方向性を示したものといえそう。また、プリウスの特長にもなっていたテールゲート部のサブウインドウは消滅している。

上級グレードと思われるモデル。バンパー下部やフェンダーアーチなどの樹脂部分がグロスブラックとなっている
タイヤサイズは195/50 R19。撮影車両はブリヂストンのエコピアEP510を装着していた
2.0リッターエンジンを核としたシリーズパラレルハイブリッドシステムを搭載。システム合計出力は144kW(193PS)。0-100km/h加速は7.5秒
「アイランドアーキテクチャー」による広々としたコクピット
センターディスプレイとエアコンまわり
シフトまわり
シフト前方にはカップホルダーとトレイ。ワイヤレス充電も設定がありそうだ
前席シート表皮は合皮で中央部分にメッシュを配した上級仕様。ステッチもレッドだ
こちらは後席
フラットで広いラゲッジスペース。リアシートは7:3分割可倒式か。リアコンビランプ横にもHybrid Rebornの文字が刻まれている
こちらは樹脂部分が無塗装になっている新型プリウス
4WDとなる「E-Four」モデルでリアモーターなどは現行のノア/ヴォクシーと共通だという。タイヤは横浜ゴムのブルーアースGT
ヘッドライトは立体的な造形
前から見たヘッドライト
リアコンビランプは左右をつなぐワイドなデザイン
ハイブリッドを示すバッヂも新型に
バックドアのガラス下部にはスリット状の模様が刻まれる
バックドアのガラスにもプリウスの文字
リアドアのラッチは電磁タイプになりウインドウ後方に
空力を重視したと思われる複雑な形状のドアミラー。根元部分にはエアロスタビライジングフィンも健在
フル液晶タイプのメーターパネル
長押しで詳細設定へ
縦方向がメニュー、横方向が項目選択の新タイプ
シート表皮がファブリックタイプになっている
標準グレードだろうか
こちらも標準グレードと思われるモデル
リアまわりから
2.0リッターエンジン搭載のハイブリッドモデル
燃料は無鉛レギュラーガソリン仕様
インストルメントパネル
シートの差し色、ステッチともにホワイト
こちらは後席

PHEVモデル

 ボディ右後方に充電用と思われるリッドが用意されている。そのほか外観ではホイールデザインが異なる程度の違いしかないようだ。

ハイブリッドモデルと大きな違いは見られない
リアに向けて流れるようなラインが描かれる
サイドライン
ハイブリッドモデルとホイールデザインが異なるがタイヤサイズは同じ195/50 R19となる