イベントレポート 東京オートサロン 2023

冬タイヤでもデザインにこだわりたい、コンセプトタイヤを展示したダンロップ

ダンロップブースに展示してある冬タイヤのコンセプトタイヤ。東京オートサロン2023の会場で投票を受け付けている

 ダンロップは「東京オートサロン2023」(幕張メッセ:1月13日〜15日開催)において、「アウトドア」「ホビー」「チューニング」「クラシック」の4つのテーマに沿ったタイヤ展示を実施。それぞれガレージのように仕上げ、“あなたの大人時間“を「DUNLOP otona GARAGE」でと、家族でも楽しめるような配慮がされていた。

 そのダンロップブースで目を引いたのが、「冬タイヤでもデザインにこだわりたい」として展示されていた2つのSUV向け冬タイヤ。ダンロップのスタッフによると、夏タイヤはサイドウォールデザインにこだわる人が多いが、冬タイヤはまだ機能中心で、サイドウォールデザインへの訴求ができていないとのこと。そのため、サイドウォールデザインが異なる2つのコンセプトタイヤを展示。どちらが欲しいかアンケートを実施している。

 一般的に足まわりのデザインというとアルミホイールなどホイール中心で、タイヤのサイドウォールへのこだわりは、夏タイヤにおいてもこだわる人は徹底的にこだわっているけど、多くの人が気にしていないという状態。ましてや冬タイヤはという状況で、市場の選択肢がほとんどない。

 SUVやクロスカントリーにおいては、ホワイトレタータイヤなどの文化もあり、ダンロップのコンセプト冬タイヤも、1つはホワイトレターのすっきりサイドウォール、もう1つはブラックレターのゴツゴツサイドウォールというものだった。将来の製品化というよりも、製品化へ向けての意識調査ということで、タイヤ好きならばダンロップブースに立ち寄って投票してみていただきたい。

「アウトドア」「ホビー」「チューニング」「クラシック」の4つのテーマでブースを構成。写真はアウトドア
編集部:谷川 潔