イベントレポート 東京オートサロン 2024

ホンダ、情熱のDNAが注がれたF1マシン「RB19」「シビック タイプR-GT」やカスタマイズカー「CIVIC TYPE R MUGEN Group.B」など展示

2024年1月12日~14日 開催

東京オートサロンに展示中のCIVIC TYPE R MUGEN Group.B

 本田技研工業は、2024年1月12日~14日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されている「東京オートサロン2024」に「Honda DNA」をテーマに出展している。

 ホンダは1962年に初めて四輪を発表し、その年に鈴鹿サーキットを開設。また、マン島で開催されているTTレースへの出場から始まり、世界最高峰のF1への挑戦まで、脈々とモータースポーツ活動を継続してきた。本田技研工業 統合地域本部日本統括部 統括部長 高倉記行氏によると、「それらのすべての理由は、その挑戦で培った経験と情熱で、ワクワクする製品を生み出し続けるためで、これこそがホンダの人から人へと受け継がれる情熱のDNA(遺伝子)である」という。

本田技研工業株式会社 統合地域本部日本統括部 統括部長 高倉記行氏

 また、HRC(ホンダ・レーシング) 代表取締役社長の渡辺康治氏は、2023年にホンダのパワーユニットを搭載したオラクルレッドブルレーシングが22戦中21勝と、F1の歴史に新たな大記録を樹立したことに触れ、「これは1988年にアイルトン・セナ選手とアラン・プロスト選手が駆るマクラーレンホンダが打ち立てた16戦15勝という記録を35年ぶりに超える快挙を成し遂げた」と2023年シーズンを振り返った。

株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治氏

ホンダのDNAが注ぎ込まれた車両を多数展示

 ホンダブースでは、ホンダの人から人へと受け継がれる情熱のDNA(遺伝子)をテーマに、モータースポーツ参戦車両やカスタマイズカーを展示。今年はモータースポーツ車両が多く展示されている。

無限が手掛けたCIVIC TYPE R MUGEN Group.B
CIVIC TYPE R MUGEN Group.Bのコクピット
オラクルレッドブルレーシングのF1マシンRB19
2024年からSUPER GT GT500クラスへ参戦予定のシビック タイプR-GT
フィットe:HEVに代わり、モビリティリゾートもてぎで開催される「もてぎEnjoy耐久レース(通称:Joy耐)」に参戦するシビック e:HEV。スーパー耐久に参戦しているマシンの赤白を反転したカラーリングを採用
2023年スーパー耐久シリーズST-2クラスにてシリーズチャンピオンを獲得した「Honda R&D Challenge FL5(CIVIC TYPE R)」
初公開されたシビック RS」プロトタイプ
WR-Vフィールドエクスプローラーコンセプト
編集部:塩谷公邦