イベントレポート 東京オートサロン 2026

ヒョンデ、音楽アーティストMIYAVI氏と共鳴した「アイオニック5コンセプトモデル」初公開

レトロな世界観を表現した「インスター」も展示中

2026年1月9日~11日 開催中
Fenderのアンプを搭載した「アイオニック5コンセプト」と七五三木敏幸社長(左)、MIYAVI氏(右)

 ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)は、千葉県・幕張メッセで開催中の東京オートサロン2026(1月9日~11日開催)で、ロックミュージシャンでギタリストのMIYAVI氏とコラボした「アイオニック5」の特別コンセプトカーと、レトロカラーのペールブルーで彩った「インスター」のコンセプトカーを展示している。

 プレスカンファレンスに登壇した七五三木敏幸社長は、「2025年のヒョンデは、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞だけでなく、日本でも日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベスト、RJCカー・オブ・ザ・イヤーの6ベストという名誉をいただき、ユーザーの声も多数いただきました。そして今回のオートサロンの出展テーマは『Plug into Freedom』です。ヒョンデが提案する”音楽とモビリティ”を挑戦者の精神で表現するため、ロックミュージシャンでギタリスト、さらにアーティスト活動や俳優としてハリウッド映画に出演、またモデルとしてパリコレにも登場したMIYAVI氏と共鳴した『アイオニック5』の特別コンセプトカーを制作しました」とあいさつ。

あいさつするヒョンデ・ジャパンの七五三木敏幸社長

 ブラックのエクステリアで仕上げたそのコンセプトモデルのリアゲートを開けると、エレキギターやアンプで有名な「Fender(フェンダー)」製の巨大アンプとスピーカーが占領しているというスペシャルカスタマイズモデルが登場。

 会場を訪れたMIYAVI氏はスペシャルカスタマイズモデルを見て、「すごいかっこいい! Fenderが輝いてますね。また、電気自動車は電気を供給できるので、車外のキーボードやさまざまな楽器にもつなげられて、フルバンド演奏もできますね!」と感心しきり。さらに「何台もつなげてバンドセッションもできそう!!」と新たな提案もしてくれた。

 この後会場では、MIYAVI氏がこのスペシャルモデルのために書き下ろした新曲とアイオニック5がシンクロするスペシャル映像を初公開し、詰めかけたファンから歓声が上がった。

ラゲッジスペースには大迫力のオーディオセットが収められている
音楽界では超有名メーカーのフェンダーを採用

 七五三木社長によると、ヒョンデが考える移動は、「未来へ挑み続けること」だという。BEVシフトとグローバルスタンダードなデザイン、デジタルを軸にした顧客体験を通じて、クルマの枠を超えた「新しいライフスタイル」をつくる企業として挑戦を続けており、常識にとらわれず未踏の世界へ踏み出す「挑戦者」という姿勢は、独自の奏法と世界的活動で知られるギタリスト MIYAVI氏とも強く共鳴したのが今回の展示につながったそうだ。

 テーマである「Plug into Freedom」には、プラグをつなぐことでクルマが自由な表現のステージへと“拡張”されるという想いが込められており、モビリティの意味をアップデートし、心のコンパスのままに道なき道を進む挑戦者を後押しするという。

Fenderのアンプを搭載した「アイオニック5コンセプト」と七五三木敏幸社長(左)、MIYAVI氏(右)

アイオニック5コンセプトモデル

 MIYAVI氏が奏でるロックサウンドにインスパイアされ、ギターアンプをモチーフにカスタムしたのがヒョンデのフラグシップEV「アイオニック5コンセプトモデル」。搭載する外部給電機能(V2L)などの“自由な拡張性”を象徴する1台で、ラゲッジスペースにはヒョンデの「情熱」をアンプリファイ(増幅)するギターアンプをビルトイン。BEVならではの静粛性にエモーショナルなサウンド体験を融合し、“Plug into(プラグをつなぐ)”ことで、クルマが自由な表現のステージに変わる可能性を提示した。

アイオニック5コンセプトモデル
アイオニック5コンセプトモデル
アイオニック5コンセプトモデル

インスター「レトロトラベラー」

インスター「レトロトラベラー」

 心地よくちょうどいいサイズで気軽に走れる「私の特別なバディ」として展示されたのが、「インスター Retro Traveler(レトロトラベラー)」で、長い航続距離や快適装備、そしてヒョンデらしい先進的なデザインを兼ね備えたスモールEV「インスター」を、どこか懐かしさを感じさせるペールブルーのレトロカラーでコーディネートしたコンセプトカー。

インスター「レトロトラベラー」

 インテリアも、前後シートにレトロな赤いチェック柄のカバーを装着。日常でもリゾート気分を感じながら、ON/OFFいつでも一緒に過ごせる万能な1台に仕上げている。

インスター「レトロトラベラー」のインテリア

【お詫びと訂正】記事初出時、MIYAVI氏のお名前表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

原 アキラ

RJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)会員。 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。