長期レビュー

マツダ「アテンザ ディーゼル 6速MT」カスタマイズリポート

その2:我がアテンザもリコール対象? i-ELOOPにエラー発生!!

 ども、Car Watch営業の瀬戸です。「アテンザ」を買ってからの数カ月、いやあホンっと楽しいですなぁ! 走行距離がこれまでの1.5倍のペースになってしまいました(笑)。

 とはいえ、さすがに15年乗り慣れた「ロードスター」と比べると、まだまだ乗りこなせていないという印象。ワインディングでどうやって操作するとクルマが気持ちよく曲がってくれるのかとか、あるいは実家に帰る際の狭い路地をどうすれば一発で曲がれるのかとか、ハンドルにしろ、ブレーキにしろ、あるいは車両感覚にしろ、その辺を探りながら日々走っています。アテンザは操作に対してちゃんとリニアに反応してくれるので、そういった練習も楽しくてしかたがないッス。ちょうどプレイステーションのグランツーリスモでライセンスに挑戦している感じでしょうか。

 ことワインディングに関しては、アテンザはブレーキを残し気味でフロント荷重をしっかりと掛けた状態でコーナーに進入すると、すごく気持ちよく曲がってくれます。ロードスターと比べると車重は1.5倍くらい重いけど、タイヤの性能も1.5倍上がってバランスが取れている、そんなイメージです。だからアテンザは下手にプアなタイヤにしてしまうと、この絶妙なバランスが崩れてしまうのかも。

 今どきのクルマは(アテンザにも)自動ブレーキなどの先進安全装備がついてますが、ブレーキを掛けたときにちゃんと減速してくれるし、ハンドルを切ったときにちゃんと曲がってくれる。もちろんタイヤの性能だけで決まるワケではないですが、そういった運動性能の高さが事故に至るか否かの境界線を引き上げてくれて、なによりも重要な安全性能なんだよなぁ、なんて今さらのことを改めて実感してみたりもしています。

磐梯吾妻スカイラインにも行ってきました。GWの頃までは雪の回廊が楽しめるのでおすすめです
アテンザに標準装着されるのはブリヂストンのTURANZA T001。TURANZAは欧州を中心に展開しているブランドで日本のレグノにあたるんだとか。静粛性も高いし、剛性感、グリップが高くて走りもよいです

新車購入時に選んだディーラーオプションなどなど

 さて、今回は新車購入時に選んだディーラーオプションの話をしたいと思います。

 なにしろ初めての新車購入なもので、そりゃあもう穴が空くほどオプションカタログを眺めましたよ。ベッドの枕元にオプションカタログを置いて、寝る前に読んではニヤニヤ、朝起きて眺めてはニヤニヤ。

 で、絶対に付けようと思ったのが「シグネチャーウイングイルミ」。アテンザのグリルの部分をぼんやりと光らせるヤツです。カタログでそのかっこよさを見て一目惚れ。インターネットで調べたら自作している人もいましたが、グリルを外すのが大変そうだったので購入することにしました。

 ジャジャーン! ナニコレカッコいい!!

 納車当日の夜、あまりのカッコよさにコンビニの駐車場でライトを点け、その姿をあらゆる角度から眺めてはニヤついたわけでございます。すると横を通り過ぎるカップルがこっちをチラチラ見ているではないですか! 「ど~よ俺のアテンザ、カッコよすぎだろぅ?」などと思いつつ、ますますニヤニヤしていたワケですが、今思うとあの視線は違う意味だったかもしれません。以後気をつけます。

シグネチャーウイングイルミ点灯状態。光源はLEDながら透過照明なので、点ではなく全体的に光るのがよいです

 それとリアスポイラーも装着しました。カタログによれば、Cd値を1.65%向上、前輪軸でのダウンフォースを20%向上するんだとか。セダンはワゴンよりも高速で落ち着かない感じがしていまして、リアスポイラーで少しは改善されるカモ!? と思ったわけです。しかし、結果としては違いがあまりよく分かりませんでした。高速道路でもう少し直進安定性が高いとよいのだけど、これはアライメントとかの問題なのかな。今後の課題です。

純正オプションのリアスポイラー
横から見ると上に跳ね上がっていないのが分かります。空気抵抗は増やさずに、空気の剥がれだけをよくして車両後方の乱流を減らすのが目的かな?

 外装では、ナンバープレートホルダー(前後)も装着。アクセラを買った福島さん(連載記事はこちら:http://car.watch.impress.co.jp/docs/longtermreview/axela_bm/20140401_641507.html)と同じでバイザー類はつけていません。なにしろ元がオープンカー乗りなので、恥ずかしながらバイザーの必要性がよく分かっていません。

 インテリアではアルミペダルを装着。長年乗っているとペダルって削れてきますからね。あと、夜にコンソールが暗いのが気になったのでコンソールイルミネーションもセレクト。ルームランプなども全部LED化したかったけれど、このあたりは市販品もいろいろあるので、今後気に入ったものを探していく予定です。

 カーナビについては、偶然86(ハチロク)乗りの高橋敏也さん(記事リンク集はこちら:http://car.watch.impress.co.jp/backno/longreview/index_c306s2454.html)がカロッツェリア(パイオニア)のサイバーナビをたった1年で新型に買い換えたので、古い方を安く譲ってもらいました。今後オーディオをいじっていく上でタイムアライメント調整のできるモデルが欲しかったので、これはラッキー!

 あとは三菱電機のDSRC車載器でしょうか。これはサンバイザーの裏に埋め込める、マツダならではのインストールキットで装着しています。

 ほかにはキーロック連動でドアミラーが格納されるオプションや、保安用品セットも購入。保安用品セットは収納ケースのようなものが付属していたので、アテンザにすっきり収まるモノならよいかなと思って購入しましたが、残念ながらそのケースは大きすぎでアテンザの収納スペースに収まりそうになく……。まぁ中身だけをサブトランクに小分けに入れることですっきり収まったので結果オーライということで。

 アテンザのサブトランクは決して大きくはないけれど、三角掲示板や牽引ロープなど必要なものを入れるとちょうどピッタリという感じです。工具を入れるスペースがもう少し欲しいけど、あまりスカスカだと走行中に中身が動いてしまうので、ジャストサイズというところではないでしょうか。

アルミペダル。見た目はもちろんペダルが摩耗するのを防ぎます
オプションの保安用品セットの内容。左上にあるのが専用ケースなんですが、そのままではアテンザには入りません
保安用品セットの中身に加え、牽引ロープやブースターケーブル、組み立て式のクロスレンチなどがサブトランクにすっきり収まりました。常備したいものがフロア下にぴったり収納できるのはスバラシイ!

 そのほかフロアマットなどクルマに必要なものはいろいろとありますが、この辺はちょっと違ったものを用意したので次回お伝えします。

人生初の1カ月点検

 さて、人生で初めての1カ月点検です。「メンテパック」というのに入ったので、車検までの定期点検はすべて無料になるのだとか。エンジンオイルも6カ月ごとに交換してくれるのですが、ディーゼル用の純正オイルは高いので、その値段を踏まえるとお得になります。前回も書きましたが、アテンザのディーゼルエンジンは従来のものとはだいぶ違うので、当面は純正オイルにこだわるつもりです。

 この1カ月点検でもエンジンオイルを交換しました。メンテパックには1カ月点検の無料オイル交換は含まれていないのですが、慣らしのときが一番鉄粉などが出ると聞いたことがあるので、追加料金で交換。

 それと、アテンザには前方の状況に合わせて自動でハイビームをコントロールする機能がついているのですが、これをコンピュータのセッティングを変えて解除してもらいました。というのもこの機能、本当に真っ暗な状況ではとてもよく働いてくれるのですが、自動販売機や街灯の明かりにも反応してしまうようで、街中の細街路のような道ではほぼハイビームになってくれません。自分は昔からハイビームを多用する方で、逆に言えば対向車がきたらローに戻すのも慣れているので、ディーラーでセッティング変更してもらってキャンセルしています。

人生初の一ヶ月点検。中古で買ったロードスターはほぼDIYでメンテしていたので新鮮です
メンテパックでは6カ月目の点検からオイル交換を実施してくれますが、1カ月点検でもオイルを交換。溺愛ぶりが伺えますな
なんと! 1カ月点検で洗車もしてくれるとは。水洗いだけですけどウチの駐車場はすぐにホコリだらけになるのでありがたいです

i-ELOOPにエラー発生!!

 1カ月点検が無事終わったあとに旅行へ出かけたのですが、走り始めてしばらくしたところでメーターに「i-ELOOPシステム点検」の文字が!! 加えてi-stopが働かなくなってしまいました……。

旅行に出かける途中に突然表示されたエンジンチェックランプと「i-ELOOPシステム点検」のメッセージ

 i-ELOOPもi-stopも走る上での本質には関係のない部分だし、慌てなくてもよいかなぁと思いましたが、旅行先でのトラブルというのもすっきりしないので、道中にあったマツダディーラーに立ち寄ることに。

 確認してもらうとエラーの表示は出ているものの、異常は見受けられないとのこと。エラーをリセットしていただき事なきを得たわけですが、その翌週にマツダからリコール(http://www.mazda.co.jp/service/recall/708/709/716/105/103/004504.html)が発表されました。

あざみ野店でコンピューターの記録をチェック

 リコールはi-ELOOPのエラーに関するものだったので、てっきり自分の症状もそれかと思い込み、我がアテンザを購入した関東マツダあざみ野店に持ち込んだところ、自分のアテンザは対策後なんだとか。とはいえエラーが出たのは確かなので諸々確認してもらいましたが、特に異常は見つかりませんでした。その後も再発はしていないので、しばらくは様子見ですね。

今週末はオーディオイベントへ

 実は自分、カーオーディオにもこだわりがあります。ロードスターではカーナビとは独立したオーディオユニットを組んでいて、配線はすべて引き直し、スピーカーはバッフルを自作してスラントで装着、外部アンプでフロント2Wayをマルチで鳴らしてすべてタイムアライメントも調整してとかなんとかかんとか……。まぁ分からない人には分からないと思いますが、そこそここだわってやっています。

 アテンザでもいろいろやっていきたいのですが、ロードスターではありものの機材であーだこーだと何年もセッティングをやっていたので、最近のカーオーディオ事情が分からない状態。それで、ちょうど今週末の5月24日、25日にスーパーオートバックスみなとみらいでカーオーディオのイベントがあるとの情報を聞きつけたので、行ってみようと思っています。

 その名も「音BACS カーオーディオサウンドクリニック」(http://www.sa-minatomirai.com/event/index.html#d0423d)。今市販されているカーナビの中で、たぶん唯一3Wayマルチが組める三菱電機のカーナビや、自分的定評のあるフォーカルとかを装着したデモカーがたくさん出るみたいなので、今どきの音事情を探ってこようかと。よい音で音楽聞けるといいですよね。まぁあまり高級なシステムを聞いてしまうと逆にゲンナリするので、その辺に気をつけて行ってきます。見かけたら遠巻きに指さしてやってください。

おまけ。アテンザがRJCカーオブザイヤーと日本カー・オブ・ザ・イヤーエモーショナル部門賞を受賞した記念として、マツダからアテンザオーナーにプレゼントされたアドバンスドキー用カバー。色は3色から選べましたが自分は赤/黒にしました。革っていうのがいいですね

瀬戸 学