長期レビュー

伊達淳一のスバル「XV」と過ごすクロスオーバーな日常

第9回:2回目の車検を通し、6シーズン目でやっとスタッドレスタイヤを履き替える

昨シーズンを5シーズン目のスタッドレスで無事過ごした「XV」。今シーズンは、新しいスタッドレスタイヤを導入した

 皆さま、またまた1年半ぶりのお久しぶりです。2012年11月に購入したスバルXVも、今やニューモデルが登場し、旧XVとなってしまったけど、新型に買い替える財力もなく、また、旧XVのリアから見た角張ったデザインがお気に入りなので、まだまだ頑張って活躍してもらわねば。

 というわけで、2回目の車検を通した我が旧XV、これまでの総走行距離は約8万kmと、目標の20万kmまではまだまだ長い付き合いになりそうだが、走行距離が10万kmを超えてくると予期せぬトラブルも増えてくる。以前乗っていた三菱ランサーは約14万km、日産ウイングロードは約9万kmでオルタネーターが壊れているので、予期せぬトラブルに備え、「SUBARU お得で安心 保証延長プラン(2回目車検コース)」に加入。2年間どこも故障しなければ掛け損になるが、故障したときはそれなりに費用がかかると思われるので、万が一に備えての保険だ。

 さて、関東も本格的な冬シーズンに入るが、実はスタッドレスタイヤを途中で履き替えていないので、なんとこの冬で6シーズン目。スタッドレスタイヤの寿命は約4年といわれていて、それを超えるとタイヤの硬化が進んで、スタッドレスタイヤとしての性能を十分に発揮できなくなるという。そういう意味では、5年目にあたる昨シーズンが替え時だったのだが、空調管理の行き届いたタイヤ保管サービスを利用しているので、劣化スピードも遅いことを期待し、そのまま履き続け、大雪警報の中、長野の地獄谷野猿公苑にも出かけたが、凍結はしていなかったので、特に不安を感じることなく、雪道を走行することができた。

 しかし、さすがに6年目のスタッドレスタイヤとなると、かなりリスクが高くなる。ケチって事故を起こしては元も子もない。ちょうど今履いている横浜ゴムの「アイスガード ファイブ iG50」の新世代モデルということで、2017年8月に発売されたばかりの「アイスガード シックス iG60」に履き替えることに決めた。車検の支払いと被らないように、iG60の購入を少し遅らせていたが、意外とこの冬は訪れが早く、あちらこちらで降雪の知らせが……。しかも、旧XV用のタイヤはあまりメジャーなサイズではないと、もたもたしていると売り切れてしまう。思い切って旧XVを購入した東京スバル府中店に問い合わせてみると、倉庫に1セットだけ在庫があるという。恐る恐る値段を聞いてみると、思っていたよりもリーズナブルだったので(ディーラーで買うのは高いと思い込んでいたのだ)、その場で在庫を確保。なんとか12月中旬にiG60に履き替えられることになった。これで本格的な降雪エリアにも安心して出撃できそうだ。

 いよいよタイヤ交換の予約当日を迎えた。ピットの横には、これから履き替える新品のiG60が積まれている。そこで気になるのが、新旧のスタッドレスタイヤで、硬度がどれくらい違うのか? だ。実は、スタッドレスタイヤ交換を予約するとき、販売店にお願いして、タイヤ硬度計を用意してもらっていたのだ。まずは、これまで履いていた丸々5年が経過したiG50。硬度計の示す数値は約65。硬度60以上のレッドゾーンはスタッドレスタイヤとしては寿命ということらしく、やはり6年目ともなると硬化が進んでいるようだ。

我が旧XVを購入した東京スバル府中店。その後のメンテナンスも完全にここにお任せしている。2017年1月に新しく建て直されたばかりで、ピカピカの店舗だ
雪道に強いスバルだけに、この日もスタッドレスタイヤに履き替えるお客さんがいっぱい。カー用品ショップよりももっと割高かと思っていたが、意外とリーズナブルな価格だった
早速入庫。新店舗になって、ピットも明るくきれいになり、待合室からピット作業も眺められるようになった
来店時や作業待ち時のドリンクサービス。スバルロゴのラテアートがあしらわれたカフェラテがなんとも心憎い
6シーズン目のiG50。溝やショルダーはしっかりしているし、プラットフォームもまだまだ露出していない。見た目は非常にきれいだが……
早速クルマからタイヤが外されていく
これがボクにとって初めてのスタッドレスタイヤだったけど、5シーズン無事に雪道を乗り切ることができた。お疲れさま
取り外したiG50をタイヤ硬度計で測ってみると「65」を示す。イエローゾーンを突破し、すでにレッドゾーンで、6シーズン目ともなるとスタッドレスタイヤとしては寿命なのだろう
ホイールからiG50が外されていく

 一方、おろしたてのiG60は40を少し下回っていてその差は歴然。65だからといってまったく雪道で用をなさないわけではないだろうが、路面が凍結していたりシャーベット状になっていると、性能が落ちたスタッドレスタイヤよりも新しいスタッドレスタイヤのほうが心強い。

そして、新製品のiG60をホイールに装着
装着したばかりのiG60もタイヤ硬度計で測ってみると「40」を少し下回る数値を示した。当然、グリーンゾーンだ。これほど硬さに違いがあるとは!
iG50を装着したホイールが再びクルマに取り付けられていく
作業終了後、タイヤやホイール回りを手作業で洗ってくれた。ここの店舗では、作業後にしっかり洗車してくれるので、自分ではあまり洗車しなかったり(汗)

 ところで、タイヤといえば、2016年6月に、夏タイヤを、BluEarth E70(新車時の標準タイヤ)からBluEarth-A AE50に履き替え、その乗り心地の差を確かめてみたのだが(第8回:ウェットグリップ「a」にこだわってタイヤを履き替えてみた)、ちょうどいい機会なので、タイヤによる燃費の違いについて、ここでご報告しておこう。

 ボクはスマホのアプリで、走行距離と給油量を記録しているので、タイヤを途中で履き替えた可能性のある期間を除外して、それぞれのタイヤの平均燃費(満タン給油法)を算出した。結果は、BluEarth E70が約11.4km/l、BluEarth-A AE50が約11.1km/lと、ウェットグリップ性能を重視した設計ということで、少しだけBluEarth-A AE50のほうが燃費が悪くなっている。といっても、ストップ&ゴーが多い都市部では似たり寄ったりの燃費で、高速道路で一定速度で安定走行したときに差を感じた。例えば、調布ICから河口湖ICまでBluEarth E70だと約16.5km/lくらいの数値が出ていたのに対し、BluEarth-A AE50だと約14.5~15km/lまでしか伸びなくなった。ただ、これもEyeSightのクルーズコントロールに任せて安定したアクセルワークで走った場合で、必要以上にアクセルを踏み込むとほとんど燃費の差はなくなってくる。ちなみに、スタッドレスタイヤのiG50は約10.8km/lと、夏タイヤよりも若干燃費が落ちている。これがこれから履き替えるiG60でどう変わるか楽しみだ。

BluEarth E70
給油日走行距離(km)給油量(L)燃費(km/L)
2015/10/1759947.8512.5
2015/10/13450.536.712.3
2015/10/168552.3413.1
2015/9/27600.244.5213.5
2015/9/22293.634.038.6
2015/9/11377.841.139.2
2015/9/4345.834.610
2015/8/15399.537.5510.6
2015/8/10345.728.8812
2015/8/7398.440.329.9
2015/8/1499.139.7212.6
2015/7/30458.83612.7
2015/7/26442.339.5811.2
2015/7/2246739.3711.9
2015/7/15371.534.7710.7
2015/6/29358.638.689.3
2015/6/16271.2130.378.9
2015/5/25429.137.0511.6
2015/5/1943434.6512.5
2015/5/15349.832.4910.8
2015/5/5456.835.3112.9
2015/4/28544.743.2412.6
2015/4/24427.138.0311.2
2014/10/25520.940.3512.9
2014/10/23295.826.9511
2014/10/14505.839.0513
2014/10/9448.837.4712
2014/9/29366.138.599.5
2014/9/19483.942.6411.3
2014/9/11351.631.1111.3
2014/9/2322.533.119.7
2014/8/27310.636.428.5
2014/8/18358.228.5212.6
2014/8/10299.734.78.6
2014/7/3145236.6712.3
2014/7/2525529.778.6
2014/7/14380.133.4811.4
2014/7/4423.234.3212.3
2014/6/27635.648.6213.1
2014/6/17312.836.188.6
2014/6/5362.931.4111.6
2014/5/29268.131.428.5
2014/5/16397.733.4311.9
2014/5/8380.630.0412.7
2014/5/3435.234.0212.8
2014/5/1461.638.0412.1
2014/4/27594.843.1613.8
2014/4/21508.338.7113.1
2014/4/17583.647.4612.3
2014/4/10350.826.4513.3
2013/10/28391.728.4913.7
2013/10/21791.65813.6
2013/10/18587.244.3613.2
2013/10/15287.832.488.9
2013/10/341936.6711.4
2013/9/25245.233.947.2
2013/9/16308.733.949.1
2013/8/29344.932.7710.5
2013/8/7346.731.4111
2013/7/26481.238.8112.4
2013/7/13573.645.5612.6
2013/7/9270.930.838.8
2013/6/29367.736.310.1
2013/6/10295.435.18.4
2013/5/22304.233.139.2
2013/4/21449.73313.6
2013/4/18546.441.0913.3
平均燃費計算28083.612465.1511.39225199
BluEarth-A AE50
給油日走行距離(km)給油量(L)燃費(km/L)
2017/10/18419.635.9611.7
2017/10/11298.831.449.5
2017/9/29358.230.2911.8
2017/9/25379.137.2610.2
2017/9/14270.329.49.2
2017/8/3047437.7812.5
2017/8/25564.147.411.9
2017/8/21457.843.2110.6
2017/8/8364.129.512.3
2017/8/735929.312.3
2017/7/31352.536.569.6
2017/7/24404.935.5711.4
2017/7/20454.23939.2611.6
2017/7/14384.338.5210
2017/7/10307.233.99.1
2017/6/21487.939.7312.3
2017/6/16425.939.6210.7
2017/6/9501.842.4611.8
2017/5/24509.544.6911.4
2017/5/15427.833.5512.8
2017/5/8376.133.4311.3
2017/5/3344.529.0211.9
2016/9/2850138.9112.9
2016/9/25286.934.528.3
2016/9/16377.633.1811.4
2016/9/8385.637.7810.2
2016/8/25288.931.749.1
2016/8/17545.341.0913.3
2016/8/13342.934.529.9
2016/8/5440.331.2814.1
2016/8/4387.736.8210.5
2016/7/28409.735.1211.7
2016/7/27313.331.719.9
2016/7/19492.944.5311.1
2016/6/27466.440.9211.4
2016/6/17312.636.788.5
2016/6/2523.746.3411.3
平均燃費計算14996.4391353.0911.08310534
iG50
給油日走行距離(km)給油量(L)燃費(km/L)
2017/3/30378.938.379.9
2017/3/1729029.549.8
2017/2/28395.643.529.1
2017/2/2355.237.39.5
2017/1/24411.133.6512.2
2017/1/20333.630.3111
2017/1/13341.336.39.4
2016/12/25296.829.7810
2016/12/1545541.5411
2016/12/9458.840.7311.3
2016/11/25372.639.769.4
2016/11/17407.833.4112.2
2016/3/17323.625.5412.7
2016/3/16436.140.5410.8
2016/3/8419.237.7711.1
2016/2/22355.936.579.7
2016/1/741639.7610.5
2015/12/543040.5510.6
2015/11/13539.644.3712.2
2015/3/29294.533.158.9
2015/3/19256.829.848.6
2015/3/8397.737.110.7
2015/2/24330.834.079.7
2015/2/13333.239.668.4
2015/1/10341.9359.8
2014/12/22621.946.6113.3
2014/12/20367.235.5910.3
2014/12/16486.837.5413
2014/12/14306.235.178.7
2014/11/21397.832.7912.1
2014/11/14350.628.4512.3
2014/3/14270.529.129.3
2014/3/4326.130.7710.6
2014/2/26306.334.458.9
2014/2/14283.932.678.7
2014/2/7378.534.1211.1
2014/1/18625.946.313.5
2014/1/16400.539.410.2
2013/12/30508.643.1711.8
2013/12/26428.336.311.8
2013/12/20512.843.0711.9
2013/12/1672752.4713.9
2013/12/12403.338.5210.5
2013/11/23389.432.9511.8
2013/11/20455.742.4810.7
2013/3/15621.249.4712.6
2013/3/4401.839.2310.2
2013/2/19392.334.1711.5
2013/2/8337.436.189.3
2013/1/26305.936.788.3
2013/1/14320.536.18.9
2012/12/28353.831.7811.1
2012/12/2048636.8513.2
2012/12/1829033.138.8
2012/12/139039.319.9
2012/11/26468.541.4611.3
2012/11/19559.24512.4
平均燃費計算22845.92119.5310.77875755
iG60に履き替えた我が旧XV。昨年は大雪過ぎて、地獄谷野猿公苑の温泉の配管が壊れ、温泉に浸かってホッコリするスノーモンキーを撮れなかったので、今シーズンこそリベンジし、さらに活動範囲を広げたいところだ

伊達淳一

1962年生まれ。作例写真家。学研「CAPA」、Impress Watch「デジカメWatch」等でデジタルカメラ評価記事を執筆。レビューする機材の自腹購入が多いヒトバシラーだ。これまで乗ってきたクルマはトヨタコルサ、三菱ランサー、日産ウイングロードと、すべて1.5リッターの2WD。都内を走ることが多く、どちらかといえば小回りが効き、できるだけたくさん荷物を積めるというのがクルマ選びのポイント。今回、自身初となる2.0リッタークラスAWD(4WD)の「スバルXV」を新しい相棒として選んだことで、果たして行動範囲はどう広がるのか? クロスオーバーな日常がスタートした。

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