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ブリヂストン、一般路での性能もアピールするスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX」新プロモーション発表会

綾瀬はるか“教授”によるタイヤゼミが開講!?

2016年8月29日 開催

 ブリヂストンは8月29日、スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX(ブリザック ヴイアールエックス)」における2016年のプロモーション方針についての発表会を開催した。

 BLIZZAK VRXが効率的に吸水する独自の「アクティブ発泡ゴム」を採用することなどによって氷雪上でのグリップ力を高めていること、舗装路面でも安心して使えることを訴求するとともに、女優の綾瀬はるかさんやアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の選手を起用したTV-CM、プロモーション映像などを使い、より幅広いユーザーにスタッドレスタイヤの大切さをアピールしていく。

女優の綾瀬はるかさんやアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の選手も参加した、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX」2016年新プロモーション発表会

降雪エリアと非降雪エリアの両方に向けてPR

「綾瀬はるか教授の真夏の冬タイヤゼミ」が開講。授業を思わせる雰囲気で発表会が行なわれた
ブリヂストンタイヤジャパン株式会社 執行役員 消費財タイヤ事業統括本部長 黒岩和重氏

 発表会は「綾瀬はるか教授の真夏の冬タイヤゼミ」と題し、スタッドレスタイヤの重要性やBLIZZAK VRXの性能などについて、学校の授業を模した形で進められた。

 冒頭の挨拶に立ったブリヂストンタイヤジャパン 執行役員の黒岩和重氏は、「自動車メーカー各社が先進技術で安全性の向上を図っているなか、スタッドレスタイヤに関心の低い人、雪道の運転を慣れていない方々にも、タイヤの価値をお伝えしていくことが私どもの責任」と述べ、非降雪エリアの都市部でも突然の降雪や路面凍結などが発生することから、「都市圏でも31%ものドライバーがスタッドレスタイヤを保有し、保有率は年々増加してきている。まさに必需品」であると強調した。

 また、多くのドライバーがスタッドレスタイヤに対して、氷雪上のグリップ性能に加え、そのグリップ力がいかに長く持続するかも重視するようになってきたと話した。これに対してブリヂストンでは、独自技術のアクティブ発泡ゴムを採用し、ブレーキの“効き”をはじめとする氷雪上性能が高いこと、さらには“効き”の持続性も高いことをアピール。2016年はこの発泡ゴムとともに、非降雪エリアに対してもスタッドレスタイヤを準備しておくことの重要さを訴え、冬道で必要となる性能を理解したうえでタイヤ購入してもらう「ちゃんと買い」をキャッチコピーに据える。

 具体的にはTV-CMにおいて、主に降雪エリアに向けたアクティブ発泡ゴムを軸に性能をアピールするバージョンと、関西など非降雪エリアに向けた、降雪時だけでなく一般路でも安心して使えることを紹介するバージョンの2種類で展開する。

降雪エリア向けTV-CMのワンシーン
非降雪エリア向けのTV-CMでは、降雪時に加えて雪のない一般路でも安心して使えることをアピールする
都市圏でも氷点下になったり突然の降雪が発生して、もはやスタッドレスタイヤと無縁ではいられないと黒岩氏は説明
スタッドレスタイヤの所有率は順調に伸び、都市圏でも31%のドライバーがスタッドレスタイヤユーザーだという
ドライバーはブレーキの効きに加えて、その効きが持続することも重視するようになってきていると分析
ブリヂストン独自の「アクティブ発泡ゴム」では、その“効き”と“持ち”を両立している

BLIZZAK VRXは4年経過しても高い性能を維持

ブリヂストンタイヤジャパン株式会社 消費財マーケティング本部の渡部亮一氏。発売4年目となるBLIZZAK VRXだが、これまでのところ売れ行きは順調とのこと。降雪エリアはもちろん都市部でも所有者が増え、PRの成果が現れてきたと実感を語った

「綾瀬はるか教授の真夏の冬タイヤゼミ」の“1限目”では、ブリヂストンタイヤジャパン 消費財マーケティング本部の渡部亮一氏が、一般的なスタッドレスタイヤとBLIZZAK VRXの違いを比較しながら製品の特徴を紹介した。乾燥路、圧雪路、凍結路のそれぞれでブレーキをかけ、BLIZZAK VRXがより短い距離で止まれること、4年間保管したやや古いBLIZZAK VRXであっても十分にその氷雪上性能を保っていることを示した。

 このような高性能を実現するキーポイントとして、アクティブ発泡ゴムによって滑りの原因となる水を除去することと、細かい凹凸のある氷の表面に柔軟に接地することを挙げ、BLIZZAK VRXは「(ブレーキの)“効き”と“持ち”(ライフの長さ)」を両立した、安心・安全につながるタイヤだと述べた。

凍結路面では、乾燥路面と比べて8倍(の距離)滑ることになるという
滑る原因は、タイヤと氷の間にできる水の膜
氷雪上で滑らないようにするには滑りの原因である水を除去し、ゴムを広く接地させることが重要となる
ブリヂストン独自の発泡ゴム技術で水を取り除き、柔軟性のあるゴムで可能な限り接地面積を広く取っている
発泡ゴムと非発泡ゴムでの制動距離比較
4年経過したBLIZZAK VRXと非発泡ゴムでの制動距離比較

「事務所のクルマも早くBLIZZAK VRXに履き替えてほしい」と綾瀬はるかさん

アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の久保英恵選手

“2限目”は、ブリヂストンがサポートするアイスホッケー日本代表チーム「スマイルジャパン」から、久保英恵選手、鈴木世奈選手、小西あかね選手の3人が登場。

 北海道苫小牧市の出身で、兄の影響で4歳からアイスホッケーを始めたという久保選手は、「雪だけでなく、凍っている路面でもクルマは滑る。東京だと冬でもスタッドレスタイヤをはいていないクルマを見かけるので、冬道の怖さを分かっていないなーと(笑)」と冗談交じりに話した。

「スマイルジャパン」の鈴木世奈選手

 鈴木選手も兄にならってアイスホッケーを始めた1人。アイスホッケーという競技について、「氷の上でしっかり走って、しっかり曲がって、しっかり止まるということは、私たちにとってすごく大事なこと」とコメントし、スタッドレスタイヤと共通するポイントが多いことを紹介した。

 また、ゴールキーパーを務める小西選手はアイスホッケーの見どころを「スピード感、迫力のあるコンタクトプレー」にあるとし、2018年の平昌冬季オリンピックに向けた最終予選が2017年2月に控えていることに触れ、「オリンピックに出場するため、絶対に勝ち抜きたい」と力強く宣言した。

「スマイルジャパン」の小西あかね選手
3選手が出演するブリヂストンのプロモーション映像。氷上での走る、曲がる、止まるをBLIZZAK VRXのイメージに重ね合わせる

 最後の“3限目”は、新しいBLIZZAK VRXのTV-CMでも着用している白衣をまとい“教授”に扮した女優の綾瀬はるかさんのトークセッション。BLIZZAK VRXの“効きが長持ちする”点に絡めて、「10年以上着ているパジャマがある」とコメント。綾瀬さんの普段の生活がかいま見える発言で会場の笑いを誘いつつ、最後は「備えあれば憂いなしということで、『事務所のクルマも早くBLIZZAK VRXに履き替えて』と伝えたいと思います(笑)。雪道に慣れている方、慣れていない方も安全に、安心に運転してもらえるように、冬こそ性能で“ちゃんと買い”を心がけていただければ」とまとめた。

“教授”に扮した綾瀬はるかさん