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独アウディ、第2世代となる新型「Q5」発表。欧州では2017年初頭に発売

ボディサイズが拡大した一方で空車重量は最大90kg削減

2016年9月29日(現地時間)発表

第2世代となる新型「Q5」

 独アウディは9月29日(現地時間)、パリモーターショー(プレスデー:9月29日~30日、一般公開日:10月1日~16日)で第2世代となる新型「Q5」を発表した。新型Q5はメキシコに建設した新工場で製造され、欧州では2017年初頭から販売を開始する予定。

 新型Q5のボディサイズは4660×1890×1660mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2820mm。従来モデルと比べほぼすべての寸法が大きくなった。その一方で、高張力スチールとアルミニウムを組み合わせた複合構造の軽量ボディにより、空車重量はエンジン仕様によって最大90kg削減することに成功した。

 エクステリアでは彫刻的な造形のシングルフレームグリルを採用するとともに、ヘッドライトはLEDまたは高輝度のマトリクスLEDテクノロジーを用いた仕様を設定。また、フルタイム4輪駆動システムをイメージさせるホイールアーチとしたほか、リアエンドの水平ラインはクルマの幅の広さと存在感を強調。空力性能にもこだわり、4気筒エンジン搭載モデルのCd値は0.30を達成している。

 インテリアでは、水平基調のラインによって幅広く快適な雰囲気を演出するとともに、シートには空気圧式マッサージ機能も用意。リアシートは3分割式で、ラゲッジスペース容量はリアシートの位置によって550~610Lを確保。従来型モデルと比べ10L増加しており、リアシートを完全に折りたたむことで最大1550Lまで増やすことができる。さらに、標準装備の可変折り畳み式マット、オプション設定のパワーテールゲートのセンサーコントロールやエアサスペンションを介した車高調整機能などにより、荷物の積み降ろしも容易という。

 エンジンは4タイプのTDIと1タイプのTFSIを用意。そのうち、従来から大幅に改良された2.0 TFSIは185kW(252HP)の最高出力を発生する一方で、100km走行あたりの燃料消費量は6.8Lに抑制。同じく大幅改良が加えられた3.0 TDIの最高出力と最大トルクも、それぞれ210kW(286HP)、620Nmに向上している。