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英ランドローバー、新型モデル「レンジローバー ヴェラール」世界初公開。まずは5種類のエンジン展開
英国内でのみ生産
2017年3月2日 15:33
- 2017年3月1日(現地時間)発表
英ジャガー・ランドローバーは3月1日(現地時間)、新型モデル「レンジローバー ヴェラール」を英国 ロンドンにあるデザイン・ミュージアムで世界初公開した。日本での導入時期およびラインアップ、価格等の詳細に関しては決定次第発表するとのこと。
レンジローバー ヴェラールは、レンジローバーファミリーの「レンジローバー イヴォーク」「レンジローバー スポーツ」の中間に位置する新型モデル。その名称は初代レンジローバー プロトタイプの開発担当エンジニアたちが、発表前のプロトタイプ26台をラテン語で「(ヴェールで)覆う」ことを意味する「velare」から派生させ、「VELAR」と名付けていたことに由来するという。
エンジンについては、180PSの2.0リッターディーゼルから380PSを誇るV型6気筒3.0リッタースーパーチャージドまで5種類のラインアップを発表しているが、さらに300PSのガソリンエンジンを2017年後半に追加することが予告されている。
エクステリアではフルマトリックス・レーザーLEDヘッドライト、デプロイアブル・ドアハンドル、バーニッシュトコッパー色のフロントバンパー・ブレードとフェンダーベントなどを採用。足まわりには高性能な4輪独立懸架式サスペンション・システムを搭載し、快適性とコントロール性能、洗練性を他に類を見ない高いレベルで実現したという。
インテリアではシート素材にレザーではなく高級テキスタイルを採用。スエードクロス・インサートをあしらったダップルグレーの素材は、欧州の大手高級デザイン・テキスタイル・メーカー「Kvadrat」と共同で開発したものになっている。
また、新たに採用する最先端のインフォテインメント・システム「Touch Pro Duo」について、同社でコネクテッドカー&フューチャー・テクノロジー担当ディレクターを務めるピーター・ヴァーク氏は、「『レンジローバー ヴェラール』に搭載されている2つの高解像度な10インチのタッチスクリーンは、世界へと通じる窓となるでしょう。コネクテッドなインフォテインメント・システム『Touch Pro Duo』が、お客様のニーズを予測し、望むものを適切なタイミングで提供します。しかも、ドライビングの楽しさを損なうことなく、まるで有能な執事やデジタル・パーソナル・アシスタントのように、日常生活からストレスを取り除いてくれます」と、その特徴について語っている。
なお、同モデルは英国内ミッドランド州にあるソリハル工場でのみ生産されることがアナウンスされており、このことについてジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)であるラルフ・スペッツ氏は「ラインアップを拡充し、英国らしいデザインとエンジニアリングを取り入れたモデルを英国内で製造することは、英国のイノベーション力を証明することにもつながります。当社は、世界のプレミアム自動車市場をリードする存在であり、当社の思いと情熱、そして拠点は、これからも英国にあり続けます」と述べている。