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トヨタ、WRC 第3戦ラリー・メキシコで「ヤリスWRC」10号車が総合6位

第3戦終了後のドライバーズランキングでラトバラ選手が2位

2017年3月12日(現地時間)発表

総合6位でフィニッシュしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組の「ヤリスWRC」10号車

 TOYOTA GAZOO Racing WRT(トヨタ自動車)は3月12日(現地時間)、WRC(FIA世界ラリー選手権)第3戦 ラリー・メキシコで、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組の「ヤリスWRC」10号車が総合6位でフィニッシュしたと発表した。

 同チームのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組「ヤリスWRC」11号車も総合7位で完走。今シーズン初めて2台が揃って10位以内に入賞した。

 第3戦 ラリー・メキシコの表彰台は、クリス・ミーク/ポール・ネーグル組(シトロエン C3 WRC)が優勝、2位はセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア組(フォード フィエスタ WRC)、3位はティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー組(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)となっている。

総合6位でフィニッシュしたヤリ-マティ・ラトバラ選手

 総合6位に入賞したラトバラ選手は「ラリー・メキシコでは5位以内に入ることが目標でした。1つ及ばず6位という結果でしたが、今回我々が序盤に直面した困難は予想を超えたものでしたし、またパワーステージでボーナスポイントを獲得できたので、嬉しく思います。そして、ドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権では、依然よいポジションにつけています。今日は最初のSSの滑りやすいセクションでスピンし10秒を失ってしまいましたが、それまでは今回のラリーで最高のフィーリングでした。あのスピンがなければかなりよいタイムを記録することができたと思いますが、重要なのは最後に満足できる状態にまでクルマを持っていけたことです。4日間の戦いを通して、我々は一段と成長することができたと思います」とコメント。

 現在、ラトバラ選手は58ポイントを獲得しており、第3戦終了後のドライバーズランキングで2位。ハンニネン選手は9ポイントを獲得して11位となっている。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、マニュファクチャラーズ選手権で2位となっている。

2017 WRC 第3戦 ラリー・メキシコ 暫定最終結果

1:クリス・ミーク/ポール・ネーグル(シトロエン C3 WRC)
2:セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC)
3:ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC)
4:オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC)
5:ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)
6:ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)
7:ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC)
8:ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC)
9:エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC)
10:ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)

2017 WRC 第3戦終了後のドライバーズランキング

1:セバスチャン・オジェ(66ポイント)
2:ヤリ-マティ・ラトバラ(58ポイント)
3:オット・タナック(48ポイント)
4:ダニ・ソルド(30ポイント)
5:ティエリー・ヌービル(28ポイント)
6:クリス・ミーク(27ポイント)
7:クレイグ・ブリーン(20ポイント)
8:エルフィン・エバンス(20ポイント)
9:ヘイデン・パッドン(17ポイント)
10:ステファン・ルフェーブル(10ポイント)
11:ユホ・ハンニネン(9ポイント)

2017 WRC 第3戦 ラリー・メキシコを走行する「ヤリスWRC」