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新型バイクが目白押しの「東京モーターサイクルショー 2017」開幕(国内メーカー編)

ホンダ「モンキー」は2017年で生産終了へ

2017年3月24日~26日 開催

当日券:大人1600円/高校生500円/男女ペア券2600円

 3月24日から26日まで、東京ビッグサイトで「第44回 東京モーターサイクルショー 2017」が開催されている。国内外の最新モデルは元より、パーツ・アクセサリーメーカーの新技術・新商品が展示され、著名人らによるステージイベントや子供向けのバイク体験など、多彩な内容となっている。ここでは、国内4メーカーが展示している特に注目の新型マシンについて、写真を中心に紹介する。

オンロード、オフロードにかかわらず、250ccクラスがアツいホンダ

CRF250RALLY

 ホンダモーターサイクルジャパンが前面に押し出すのは、小排気量ながらも本格的なアドベンチャーモデル「CRF250RALLY」、これまでにないシャープなデザインの小排気量スポーツ車「CBR250RR」、フルモデルチェンジとなった2017年モデルの「CBR1000RR」「CBR1000RR SP」など。

 さらには、新技術により質感をますます高めた「CB1100 EX/RS」や、独特のスタイリングが目を引く「Rebel 250/500」のほか、多数のニューモデルとモデルチェンジしたマシンが並んでいる。

CRF250RALLY
やや大きめのスクリーンとナックルガード、2眼LEDヘッドライトを装備
CBR250RR
CBR250RR レースベース車。クラス初というスロットルバイワイヤを備える
新型CBR1000RRのスタンダードモデル。旧モデルと比較し車重を15kg低減したという
CBR1000RR SP。オーリンズ製の前後電子制御サス、クイックシフター(アップ・ダウン)、チタン製タンク、車体姿勢に応じた各種自動制御など、充実の装備
独特のスタイリングが目を引くRebel 500
ハンドルをカスタマイズした、参考出品車のRebel 250
モデルチェンジしたCB1100 EX
新技術によりタンクの溶接部が丸まった「シームレスタンク」を実現。サイドカバーにヘアライン仕上げを施すなど、ハンドメイド風の質感を演出している
通常のタンクはこのように溶接部がリブ状の“耳”のようになっている
CB1100 RS。EXから車高を変えるなどし、スポーティ寄りのスタイルとしたモデル
ギヤ付き原付一種のモンキーは、2017年で生産終了へ
ホンダのブース

生まれ変わった「GSX-R1000R」など新型9車種を展示するスズキ

 スズキの2輪も計9車種の新型マシンをこの2017年に投入。それらのうちほとんどの車種を展示している。そのなかでも注目は、全く新しくなった「GSX-R1000」のレーストラック向けマシン「GSX-R1000R」、若者をターゲットにしたというネイキッド「GSX-S750」、クォータースポーツ「GSX250R」、カジュアルなスポーツバイク「GIXXER(ジクサー)」、アドベンチャーモデルの「V-Strom250」など。

MotoGPの技術を惜しげもなく注ぎ込んだというGSX-R1000R。新型GSX-R1000のレーストラック向けマシンで、クイックシフターやトラクションコントロールなどの電子制御も投入された
元々はGSRの系譜となるGSX-S1000の中排気量版GSX-S750。S1000よりは若いライダーをターゲットにしているという
カワサキ、ホンダ、ヤマハに続き、スズキも250ccスポーツとしてGSX250Rを登場させた
トレンドの250ccアドベンチャーモデルV-Strom250
ASEAN地域向けの150ccスポーツモデルGIXXER(ジクサー)。センタースタンド装備など、日常利用にも配慮している
スズキのブース

ツーリング性能を高めたマシンの数々を披露するカワサキ

 カワサキモータースジャパンは、他社も含めトレンドの1つとなっている250ccのアドベンチャーモデル「VERSYS-X 250」のほか、「Z1000」「Z650」「Ninja 1000」「Ninja 650」という一連のシリーズをマイナーモデルチェンジし、ETCを標準装備するなどツーリングの快適さにフォーカスしている。

車格がひときわ大きい、アドベンチャーモデルのVERSYS-X 250
フォグランプやパニアケースなどを装着したVERSYS-X 250 TOURER
ハンドルとステップにバランサー(重り)を付加し、振動を低減。ツーリング時の快適性を高めている
Z1000。ギヤポジションインジケーターを装備。国内仕様車としては初登場となる
Z650。女性でも乗りやすいという低めのシートが特徴とのこと
Ninja 1000。LEDヘッドライトと新デザインのカウリングで、高速走行がより快適になった
Ninja 650。新設計のフレーム、スイングアームにより、海外モデルより17kgほど軽量化。Ninja 400よりも軽くなったという
Z1000/650、Ninja 1000/650などはそろってETCを標準装備。ETCのインジケーターがメーターに内蔵される
カワサキのブース

スタイリッシュさを前面に押し出すヤマハ

 ヤマハ発動機販売は、高速道路の走行にも対応する3輪バイクの「Tricity 155」を展示。MT-09をベースに“ネオ・レトロ”スタイルを具現化した「XSR900」や、Vツインエンジンのクルーザーモデル「XVS950CU BOLT」、その派生モデルとして提案する「SCR950」など、全般的にスタイリッシュさを強調したラインアップとしている。

Tricity 155。既存モデルTricity 125の排気量をアップし、高速道路の走行を可能に。それに合わせてボディの剛性も最適化し、パーキングブレーキも新たに装備した
MT-09をベースに開発された新スタイルのXSR900
XSR900のカスタマイズ例
オプション装着のXVS950CU BOLT
BOLTをベースにダートラ風に仕上げたSCR950
VMAXは2017年モデルを最後に生産終了となる
ヤマハのブース
東京モーターサイクルショー 2017は東京ビッグサイトで3月26日まで開幕