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“リーフのリリーフカー”もお披露目された日産×横浜DeNAベイスターズスポンサーシップ発表会

「日産車で横浜中を優勝パレードしたい」とラミレス監督、キャプテン筒香選手

2017年3月29日 開催

日産自動車と横浜DeNAベイスターズがスポンサーシップを締結。横浜スタジアムで発表会を開催した
発表会に出席した日産と横浜DeNAベイスターズの面々

 日産自動車は3月29日、プロ野球 セントラルリーグの横浜DeNAベイスターズと新しくスポンサーシップを締結したことを発表した。2017年シーズンより横浜スタジアムに日産の新広告看板が登場する。

 カラービジョン上部には新たに「電気自動車は、技術の日産。」と書かれた横幅27m、縦2.5mという巨大な帯状の看板が登場。この場所に日産の広告が掲載されるのは、日本シリーズ優勝に輝いた1998年以来という。また、今シーズンから外野照明柱にはライト側に日産発祥の地である横浜にちなんで「横浜生まれ」の文字が、レフト側には「一台入魂」の文字が入れられる。さらに横浜スタジアムで行なわれる試合では、EV(電気自動車)「リーフ」がリリーフカーとして登場し、リリーフ陣をサポートする。

カラービジョン上部に新たに設置された巨大な看板広告に書かれた「電気自動車は技術の日産。」横幅27m、縦2.5mという横浜スタジアムで最大サイズの広告となる
今シーズンから外野照明柱には、ライト側には日産発祥の地である横浜にちなんで「横浜生まれ」の文字、レフト側には「一台入魂」の文字が入れられた
18年前にリリーフカーとして活躍したBe-1(赤)と、今シーズンからリリーフ陣を乗せてグラウンドに登場するリーフのリリーフカー(白)

 リーフのリリーフカー導入にあたり、横浜スタジアムで行なわれた発表会に出席した日産自動車 専務執行役員 星野朝子氏は、「日産自動車はこのたび横浜DeNAベイスターズ様をスポンサーすることを決定いたしました。1998年に優勝した年から看板がなくなり、スポンサーを降りたのですが、18年経ちましてふたたび横浜DeNAベイスターズ様に優勝していただくために戻って参りました。看板にありますとおり『電気自動車は技術の日産。』とありますけれども、2010年にマスプロダクションをする世界で初めての電気自動車を出して以来、今では世界で一番電気自動車を売る会社になりました。このリーフも、ほとんどの部品は横浜で作られておりまして、追浜工場で組み立てられているという生粋の横浜生まれのクルマです。もちろん、日産も創業は横浜で、横浜で生まれ横浜に育てられて2006年に横浜にグローバル本社を移し、横浜の住民としてこれからもたくさんヒットを飛ばしていきたいと思っております」。

「昨年、横浜DeNAベイスターズ様は素晴らしい成績で、もう少しで日本シリーズに出られるところまでいきました。日産も実は昨年、大きなホームランを2つかっ飛ばしておりまして、ノート e-POWERを“電気自動車の新しい形”ということで発売しております。それと、自動運転技術を搭載いたしましたセレナ、こちらが大ヒット・ホームランで大変よい年になりました。来年度もこの2つを軸にさらに電気自動車、電動化、それから知能化を軸に横浜DeNAベイスターズ様とともにはばたいていきたいと思っております」と、今シーズンの横浜DeNAベイスターズに期待感を示した。

日産自動車株式会社 専務執行役員 星野朝子氏
横浜DeNAベイスターズ 球団社長 岡村信悟氏

 また、横浜DeNAベイスターズ 球団社長の岡村信悟氏は「今シーズンから日産様と新しくスポンサーシップを締結いたしまして、私どもDeNAベイスターズを支えていただくこととなりました。この横浜は開港以来、近代発祥の地で発展してまいりました。そして世界にも冠たる大都市として繁栄をしております。この横浜で生まれ、そして横浜から魅力あるクルマを発表し続けている、まさにグローバルカンパニーの横浜を代表する企業である日産様に我々を支えていただくということは、我々球団・スタジアムだけではなくて、ファンの皆様にも大変喜んでいただけることだと思います」。

「私どもはプロ野球でこの横浜という街を元気にするだけではなく“横浜スポーツタウン構想”という構想を掲げまして、スポーツを中心にこの横浜をどんどん元気にしていきたいと思っております。そうした中で、2020年にこの横浜スタジアムは東京オリンピックの野球/ソフトボールの会場になります。それを目指して約3万5000人の大規模な増席、そしてより魅力あるコミュニティボールパークとして具体化したいと思って、今横浜市に提案しているところです。これからさらに本日のスポンサーシップ、日産様と提携することによって、日産様と協力してこの横浜をますます魅力のある街、そして世界にどんどん発信していける街にしたいと思っております」と、これからの取り組みについて発表した。

上段左から横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督、筒香嘉智選手、山﨑康晃投手

 加えて横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督は、「私の生まれ育ったベネズエラでも小さいころから日産車を見かけておりました。その後、野球でアメリカに移りましたけれども、アメリカでも日産車はどこでも走っていました。今では世界のトップ企業として繁栄されている日産様のサポートを受けられるというのは本当に光栄だと思っております。日産様は過去に我々が優勝した時もメインスポンサーでした。そして18年後の今、またメインのスポンサーとして我々をサポートしていただいております。日産様は常に横浜の企業でいらして我々も横浜の野球チームです。日産様と横浜DeNAベイスターズが1つになって、今年は必ず優勝して日産様のクルマで横浜中を優勝パレードしたいと思っております。横浜DeNAベイスターズを代表しまして、このようなご支援をいただくことに心から感謝しております」と力強くコメントした。

 また、チームのキャプテンである筒香嘉智選手は、「日産様にサポートいただくことを感謝しています。僕たちは皆様のサポートがあり野球ができておりますので、必ず優勝して日産様のクルマでパレードできるように今シーズンも精一杯頑張っていきます」と意気込みを見せるとともに、山﨑康晃投手は「(リリーフカーが)新しい電気自動車になったことで、さらに声援が聞こえるようになると思うので、より一層パフォーマンスを上げて頑張っていきたいと思います」と、新しいリリーフカーのリーフにも期待感を示した。