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ブリヂストン、「エアフリーコンセプト」を用いたパンクしない自転車用タイヤ開発

4月30日に福岡県久留米市で、6月4日に横浜市で試乗会開催

2017年4月17日 発表

エアフリーコンセプトの自転車用タイヤ装着車

 ブリヂストンとブリヂストンサイクルは4月17日、タイヤの空気充填を不要とする技術「エアフリーコンセプト」の実用化に向けた取り組みの1つとして、自転車用次世代タイヤを開発したと発表した。

エアフリーコンセプトのホイールイメージ

 エアフリーコンセプトとは、タイヤ側面に張り巡らせた特殊な形のスポークで荷重を支える、ブリヂストンが開発した技術。タイヤへ空気を充填する必要がなくなるためメンテナンス性が向上し、パンクの心配もなくなる。また、スポークやタイヤトレッド部のゴムにリサイクル可能な材料を使用することで、資源の効率的な活用にもつながるという。

 今回開発した自転車用タイヤはパンクの心配がない上に、スポークに使用する樹脂ならではの加工のしやすさで、デザイン自由度が高い次世代型自転車の提案が可能となった。

 今後は、4月30日に福岡県久留米市で、6月4日に横浜市でそれぞれ開催される「ブリヂストン×オリンピック×パラリンピック a GO! GO!」などのイベントで、エアフリーコンセプトを用いたタイヤを装着した自転車の試乗会を行なっていく予定。ユーザーの意見を取り入れながら検討を行ない、2019年の実用化を目指す。