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トヨタグループ15社、日本発の「空飛ぶクルマ」開発に支援

2020年東京五輪で、空飛ぶクルマによる聖火点灯を目指す

2017年5月14日 発表

空飛ぶクルマの開発に向け、実寸スケールで安定性の実験を実施

 CARTIVATOR Resource Managementは5月14日、同団体が運営する日本発の“空飛ぶクルマ”の開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」に対して、トヨタ自動車をはじめとするトヨタグループ15社から今後3年間で総額4250万円の支援を受けることが決定したと発表した。

空飛ぶクルマイメージ図

 CARTIVATORは日本発の空飛ぶクルマを開発する有志の活動として2012年に発足。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会での発表、2025年の第1モデル発売を目標に活動中という。

 今回の支援を受けて、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開会式での空飛ぶクルマによる聖火点灯を目指して、技術開発の加速に取り組んでいくとしている。

CARTIVATORを支援するトヨタグループ15社

 CARTIVATOR代表 中村翼氏は「本活動は、乗り物からもらった夢を次代に繋いでいきたいという想いの下、メンバーが業務外の時間を使い、“空飛ぶクルマ”という夢の乗り物を作ろうとするものです。聖火点灯の実現により、世界中の人々に夢と感動を与えるべく、日々開発を行なっています」。

「今回いただいた資金を基に、2018年末までに有人の試作機を完成させる予定です。ぜひ今後の私達の動きにご注目ください。そして一緒にやってみたいという方、仲間に入って夢を実現しましょう!」とコメントしている。

5分の1スケール試作機と開発メンバー