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経産省、“空飛ぶクルマ”の実現に向けたロードマップ公開。2023年に「物の移動」を目標

2018年12月20日 発表

日本における“空飛ぶクルマ”の実現に向けたロードマップ

 経済産業省は12月20日、日本における“空飛ぶクルマ”の実現に向けたロードマップを取りまとめて公開。ロードマップでは、2023年を目標に「物の移動」を事業化し、2030年代に「都市での人の移動」の実用化を目標とした。

 同省は国土交通省とともに官民関係者による「空の移動革命に向けた官民協議会」の第4回会合を開催。その中で公開されたロードマップでは、事業者による利活用の目標として、2019年から試験飛行や実証実験などを行ない、2020年代半ば、特に2023年を目標に事業をスタートさせ、2030年代から実用化をさらに拡大させていくこととした。

 利活用の例としては「物の移動」「地方での人の移動」「都市での人の移動」を挙げており、他にも「災害対応」「救急」「娯楽」などに活用されることを想定。

「物の輸送」のイメージ
「地方での人の移動」のイメージ
「災害時の活用」のイメージ
「娯楽での活用」のイメージ

 ロードマップでは、これらの目標を達成するため、機体の安全性や技能証明の基準などの制度整備、安全性・信頼性を確保し証明する技術や自動飛行・運航管理・電動推進に関する技術の開発について、今後の工程を示した。

「都市での人の移動」のイメージ
経済産業省が公開したイメージ動画