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【鈴鹿8耐 2017】開幕。予選トップは21号車ヤマハ ファクトリー

ヨシムラ、ムサシなど上位10チームがトップ10トライアルに進出

2017年7月27日~30日 開催

予選をトップで通過したヤマハ ファクトリー レーシング チームの中須賀選手

 三重県・鈴鹿サーキットで鈴鹿8耐「2016-2017 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会」が7月27日、開幕した。

 7月28日に行なわれた予選では、ドライコンディションのなか、21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チーム(中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マーク)が平均タイム2分07秒116(最速2分06秒405)でトップを奪い、3連覇に向け順調な滑り出しを見せた。

鈴鹿8時間耐久レース開幕。グランドスタンド裏の様子

 12号車ヨシムラ スズキMOTULレーシング(津田拓也、シルバン・ギュントーリ、ジョシュ・ブルックス)と634号車MuSASHi RT HARC-PRO.Honda(高橋 巧、中上貴晶、ジャック・ミラー)がそれに続き、以降10番手タイムまでの上位チームが7月28日のトップ10トライアルに駒を進めた。

 上位の結果は以下の通り。

順位:ゼッケン「チーム名」

1:21号車「ヤマハ ファクトリー レーシング チーム」
2:12号車「ヨシムラ スズキMOTULレーシング」
3:634号車「MuSASHi RT HARC-PRO.Honda」
4:11号車「Kawasaki Team GREEN」
5:5号車「F.C.C.TSR Honda」
6:7号車「YART-YAMAHA」
7:71号車「Team KAGAYAMA」
8:19号車「MORIWAKI MOTUL RACING」
9:25号車「Honda鈴鹿RacingTeam」
10:22号車「Satu HATI. Honda Team Asia」

 なお、予選上位6チームは全てブリヂストンタイヤを装着。ただし、本レースでは従来の16.5インチと17インチの両方のタイヤが認められており、3チームが16.5インチ、3チームが17インチと選択は分かれている。

供給するタイヤについて解説するブリヂストンの山田宏氏

 具体的には、21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チーム、12号車ヨシムラ スズキMOTULレーシング、11号車Kawasaki Team GREEN(渡辺一馬、レオン・ハスラム、アズラン・シャー・ビン・カマルザマン)が、これまでのノウハウを活かすため16.5インチをチョイス。

 634号車MuSASHi RT HARC-PRO.Honda、5号車F.C.C.TSR Honda(ドミニク・エガーター、ランディ・ドゥ・プニエ、ジョシュ・フック)、7号車YART-YAMAHA(ブロック・パークス、マービン・フリッツ、野佐根 航汰)が17インチを装着している。

 16.5インチタイヤは2016年の仕様をそのまま踏襲。17インチタイヤのみが新作となり、コンパウンドや構造などが従来とは異なるとのこと。インチサイズ違いによるマシン間の争いも注目ポイントの1つになりそうだ。

隣接する遊園地「モートピア」内のプールでは、特設モニターでレース観戦できるようになっていた