ニュース

「グランツーリスモSPORT」公式対応のステアリングコントローラー「T-GT」でニュルを走ってみた

正確さを増したステアリングフィールを体感

2017年7月26日 開催

「グランツーリスモSPORT」に公式対応したステアリングコントローラー「Thrustmaster T-GT」

 ポリフォニー・デジタル東京スタジオで報道関係者を集めた「グランツーリスモSPORTスタジオツアー」が7月26日に開催された。同ツアーでは「グランツーリスモSPORT」に公式対応したステアリングコントローラー「Thrustmaster T-GT」が用意され、ゲームを体験することができたのでその印象をお伝えする。

「グランツーリスモSPORT」公式対応のステアリングコントローラー「T-GT」でニュルブルクリンク北コースを走ってみた
スタジオにはT-GTのモックアップが展示されていた

「Thrustmaster T-GT」は、グランツーリスモとThrustmasterが4年間かけて共同開発したという「グランツーリスモSPORT」に公式対応するステアリングコントローラー。プロデューサーの山内氏によれば、これまでのステアリングコントローラーよりステアリングフィールの正確さを増したという。

 本革で仕上げられたステアリングの触り心地は、実車の本革ステアリングそのもので上質な印象。外観はレース中にマシンの設定を変更できる4つのロータリーセレクターが配置されているのが特徴的だ。

「グランツーリスモSPORT」に用意されたニュルブルクリンク北コースを走り込む中で筆者が感動したのは、ステアリングフィールの表現力というか、ステアリングを通じて手に伝わる情報量が豊かに感じられたこと。

 例えば、ゲームに登場する「メルセデスAMG GT3」などのGT3マシンをドライブすると、コーナーリングでステアリングを切っているときに、ダウンフォースなどのマシンセッティングによって異なってくるタイヤのグリップ力、タイヤが接する路面の状況といったものが、ステアリングからきちんと手に伝わってくる印象を受けた。

 これまで筆者が「グランツーリスモ6」をプレイしていた「PlayStation3」と「DRIVING FORCE GT(LPRC-14500)」の組み合わせで感じていたステアリングフィーリングとは、手に伝わってくる情報量が圧倒的に異っている。

 もっと簡単な違いとしては、市販タイヤとそこそこのダウンフォースを備える市販ハイパフォーマンスカーのステアリングフィールと、レーシングタイヤのグリップ力と圧倒的なダウンフォースを備えるレーシングマシンのステアリングフィールは、明らかに違うことを感じることができた。

 Thrustmaster T-GTはステアリングホイールと3ペダルをセットにした商品。予定価格はアメリカ:$799.99、欧州(ユーロ圏):799.99ユーロ、イギリス:699.99ポンドと発表されている。日本での発売は次のアナウンスを待たなければならないが、「グランツーリスモSPORT」とともに揃えたいアイテムといえるだろう。