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富士スピードウェイで50年ぶりの24時間耐久レース「富士 SUPER TEC 24時間レース」開催計画発表

2018年6月上旬の開催に向けて調整

2017年9月1日 発表

1967年4月に富士スピードウェイで開催された24時間レース

 富士スピードウェイは9月1日、同サーキットで50年ぶりとなる24時間耐久レースの開催計画を発表した。大会名称は「富士 SUPER TEC 24時間レース」として、2018年度スーパー耐久シリーズの1戦となる。2018年6月上旬の開催を目標に調整を進めるとしている。

 富士スピードウェイでの24時間耐久レースは、1967年4月と1968年3月の2回開催されており、開催が実現すると50年ぶりの開催となる。第1回大会は日本初の24時間耐久レースとして細谷四方洋/大坪善男組のトヨタ自動車「2000GT」が勝利している。

1967年4月に富士スピードウェイで開催された24時間レース

 また、日本での24時間耐久レースは、スーパー耐久シリーズの1戦として北海道の十勝スピードウェイで1994年~2008年に15回開催されており、スーパー耐久シリーズの24時間耐久レースは10年ぶりとしている。

 富士スピードウェイによると、同サーキットでは「耐久の富士」として耐久レースに力を入れており、富士で開催する24時間耐久レースが日本開催の耐久レースとしてグローバルに認知されていくことを期待して開催するという。今後、地元小山町、御殿場市、裾野市と調整を行ないながら準備を進めていく。

2016年スーパー耐久シリーズ「FUJI SUPER TEC」

 日程や参加車両規定に関する発表は、JAF、STO(スーパー耐久機構)などと協議して、決定次第別途行なう予定。

 STOの桑山事務局長は「私たちSTOの念願だった24時間レースの開催に向けて富士スピードウェイが準備を進めていただくことになり、たいへん嬉しく思っております。この24時間レース実現のためにSTOとしても全面的に協力させていただき、正式発表を心待ちにしております」とコメントしている。