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マツダ、デンソー、トヨタの3社、EV共同開発の新会社「EV C.A. Spirit 株式会社」設立
3社がEVの共同技術開発契約を締結
2017年9月28日 14:11
- 2017年9月28日 発表
マツダ、デンソー、トヨタ自動車は9月28日、EV(電気自動車)の基本構想に関する共同技術開発に向けた契約を締結したと発表。3社のエンジニアが共同技術開発を進める新会社「EV C.A. Spirit株式会社」設立を決定した。
今回、マツダ、デンソー、トヨタは、市場動向に柔軟かつ迅速に対応するため、幅広いセグメント、車種をカバーできるEVの基本構想に関する技術を共同で開発することに合意した。
軽自動車から乗用車、SUV、小型トラックまでの幅広い車種群をスコープとし、マツダの「一括企画」「モデルベース開発」、デンソーの「エレクトロニクス技術」、トヨタの「TNGA」など、各社の強みを持ち寄ることで開発手法そのものを見直すとしている。
今回の共同技術開発に対して、マツダとトヨタは開発資源を等しく負担するとともに、効率的な開発、および既存生産設備の活用を図ることで、各社がリソーセスをクルマ本来の価値追求に注力し、EVを「コモディティ化」させることなく、それぞれのブランド独自の付加価値あるクルマを追及。また、今後はほかの自動車メーカーやサプライヤーも参画可能なオープンな体制を目指すとしている。
新会社での主な取り組み
・ユニットおよび車両についてEVに最適となる性能および機能を規定する特性(コモンアーキテクチャー)を研究。
・上記の特性を実現する各ユニットの搭載および車両としての性能を検証。
・上気の取り組みを通して、車種群として考えた場合の各ユニットおよび各車両の最適構想の検討。
新会社の概要
会社名:EV C.A. Spirit株式会社
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7-1 ミッドランドスクエア37階
出資金:1000万円(出資比率:トヨタ90%、マツダ5%、デンソー5%)
役員体制:代表取締役 寺師茂樹氏、取締役 伊勢清貴氏、水島寿之氏、監査役 上田 達郎氏
社員数:発足時約40名