【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】室屋義秀選手をインディ500優勝の佐藤琢磨選手が激励

室屋義秀選手（No.31 チーム ファルケン）と握手を交わすインディ500ウィナー佐藤琢磨選手

「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017」シーズン最終戦となる第8戦「レッドブル・エアレース第8戦インディアナポリス」が開幕した。10月14日（日本時間：10月15日）の午後から開始される予選の前に、インディアナポリス500マイルレースを制覇した佐藤琢磨選手が、室屋義秀選手（No.31 チーム ファルケン）の激励に訪れた。

室屋選手と和やかに握手を交わす佐藤選手

予選前に報道陣のインタビューに答える室屋選手

　室屋選手は「佐藤選手とは初めてお会いしたのですが、エネルギーをいただいて元気が出ました。準備を続けてきて、あとはとにかくいつもどおり淡々と飛ぶだけです。日本への生中継もあり、プレッシャーはもちろんありますが、大きな応援だと感じています。1年を通じて2戦くらいはよくないこともあるのは予想していました。ロシアやポルトガルで、かなり厳しい状況でしたが、乗り越えて考えてみれば、年間3勝というところまで持ってこれているのは、間違った方向に入っていないと考えています。チャンピオンになるためにベストの努力をできる限りしてきたつもりです。とにかくレースデーは飛ぶだけです。フリープラクティスでは、ペナルティと一部ラインどりを除けばかなり速いので、かなりよいラインどりができているかなと感じています。ペナルティは分かっていますので修正して、詰めて飛んでいけるようにします。トレーニングもより洗練されてきていて、いつもより少し余裕をもち早めに入って調整をはじめています。期待してください」とコメントした。

　激励に訪れた佐藤琢磨選手は「室屋選手とお会いできることで、すごく楽しみにしていました。会った瞬間に同じニオイを感じ、打ち解けられてうれしいです。インディアナポリス500レースで優勝して、そこに室屋選手のチャンピオンがかかっているというのは感慨深く特別なモノを感じます。コクピットにも座らせていただいたのですが、レースカーとは違いますが共通点もありました。よいフライトができるんじゃないかと期待して、精一杯応援したいと思います」と堅い握手を交わし応援のメッセージを送った。

　予選と決勝のインターネットライブ中継がレッドブル・エアレースの公式サイトで行なわれるほか、決勝についてはNHK BS1でも生中継（10月16日2時～5時）が実施される。

インディ500優勝記念のリングを見せる佐藤選手