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トヨタ、神戸製鋼所のデータ改ざんに関するトヨタ車とレクサス車の第2報

国内の仕入れ先経由の素材も銅製品以外は「基準を満たす」

2017年11月6日 発表

 トヨタ自動車は11月6日、神戸製鋼所が10月8日、11日、13日に改ざんがあったと公表した素材に関連する車両への影響を調査した第2報を発表した。

 すでに10月19日の発表で、アルミ板に関しては仕入先経由で購入している素材も含めて「車両の安全性・耐久性に関する関連法規やトヨタの基準を満たしている」と発表しているが、引き続きトヨタが保有する「少なくとも直近1年分のデータ」を使用して調査。この範囲でトヨタや仕入先設定する規格から最も外れた数値をベースに強度や耐久性を検証したところ、「神戸製鋼所が10月8日に改ざんがあったと公表した銅製品以外の国内購入分(仕入先経由)の素材すべて」で車両の品質・性能が基準を満たしていることを確認したという。

 また、10月13日に公表された銅管、鋼線などの素材については「対象なし」、10月20日と26日に神戸製鋼所が公表した不適切行為については「トヨタの製品に関連する素材がない」としている。

 このほか、仕入れ先経由で国内購入した銅製品、仕入れ先経由で海外購入したアルミ板以外の素材については引き続き確認中。使用している部品の点数や購入先が非常に多岐に渡るため、調査に時間を要しており、「お客様の安全・安心を最優先に考え、引き続き安全性の調査を進めてまいります」としている。

トヨタ自動車への納入形態神戸製鋼所公表日素材車両への影響(国内購入)車両への影響(海外購入)
直接10月8日アルミ板なしなし
10月13日銅管、鋼線など対象なし対象なし
仕入先経由10月8日アルミ板なし確認中
クラッド材
アルミ押出
銅製品確認中
10月11日鉄粉なし
ターゲット材
10月13日銅管、鋼線など