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英ベントレー、レース専用モデルの新型「コンチネンタル GT3」公開

2018年のブランパンGTシリーズ耐久戦の初戦でデビュー

2017年11月9日(現地時間) 発表

新型コンチネンタルGT3

 英ベントレーモータースポーツは11月9日(現地時間)、2018年のモータースポーツシーズンに向けて開発中のレースカーとなる、新型「コンチネンタルGT3」を発表した。

 新型コンチネンタルGT3は、最高出力約550馬力を発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションはRocardo製6速シーケンシャルギアボックスを組み合わせて、駆動方式は2WD(FR)となる。ボディサイズは4860×2045×1355mm(全長×全幅×全高)、車重1300kg。

 新型コンチネンタルGT3の開発は、ベントレーのモータースポーツのテクニカルパートナーであるM-Sportのデザイナーと技術者とともに、ベントレーモータースポーツのクルーに拠点を置く社内チームのエンジニアによって行なわれた。

 市販車をベースに設計された新型コンチネンタルGT3は、主にアルミニウム構造を用いて重量は1300kgを下まわるという。エクステリアにはダウンフォースを強化するためのボディー形状やウイング類を採用。サスペンションとブレーキシステムは、新しくコンチネンタルGT3特注品とした。

 今後、新型コンチネンタルGT3はモンツァで開催される2018年のブランパンGTシリーズ耐久戦の初戦でデビュー予定。新しい開発プログラムの情報や2018年のドライバーのラインナップは、ベントレーモータースポーツからスケジュールに合わせて発表予定としている。

 ベントレーのモータースポーツディレクター、Brian Gush氏は「過去4年間でコンチネンタルGT3は成功を収めることができましたが、私たちはこうして第2世代の車を発表することに興奮しています。新しい車は、よりよいパフォーマンスのための分析を徹底的におこない、手を付けていない領域やシステムはありません。初期のテスト結果は素晴らしいものでした。新型コンチネンタルGTの市販車の進化が、新しいレースカーの開発の素晴らしい出発点となり、エンジニアリング開発作業はベントレーの完璧な基準にも当てはまります」とコメントしている。

新型コンチネンタルGT3