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CRI、パイオニア、Dirac Researchの3社、「筐体の音のこもり」を解決するリアルタイム音響補正ソリューションを実現
ゲーム、アミューズメント、車載などへの展開で業務提携
2017年11月15日 12:56
- 2017年11月15日 発表
CRI・ミドルウェア、パイオニア、Dirac Research ABは11月15日、それぞれが有するサウンド技術を融合した新ビジネスを展開していくことで合意したと発表。3社は「筐体の音のこもり」を解決するリアルタイム音響補正ソリューションを実現。ゲーム、アミューズメント、車載などへの展開を目指す。
今回3社は、CRIのサウンドミドルウェアにDiracの音響・音場補正技術を搭載し、パイオニアの音響チューニング技術を併せることで、筐体スピーカーのこもりがちな音をクリアに再生する高品質な音響補正ソリューションを実現。CRIのサウンドミドルウェアを実機に組み込むことで、あらかじめ音源データを加工しておくことなく、リアルタイムで音響補正を行なうことが可能という。
発表によると、近年、音声を発生する装置は、筐体構造の小型化・薄型化により複雑化しており、良好な音質を維持することが困難な状態といい、そのため、音声を扱うさまざまな市場で総合的な音響・音場補正技術が求められているという。
今後、3社は同ソリューションを、ゲーム、アミューズメント機器、PC、オーディオ機器、車載や家電といった組み込み機器など、幅広い市場向けに展開していく。
「ET 2017」のCRIブースに出展
なお、11月15日から開催される最先端の組み込み技術、IoT技術にフォーカスした総合技術展「ET 2017」のCRIブースにて、リアルタイムで音響補正を行なう同ソリューションが出展され、実際に体感することができるとしている。
「ET 2017(Embedded Technology 2017)」出展概要
日程:11月15日~17日
場所:パシフィコ横浜 CRIブース番号:D-39-4