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独BMW、LAオートショーでオープントップモデル「i8 ロードスター」公開。2018年5月市場導入

クーペの4座仕様に対し、ロードスターは2座仕様

2017年11月29日(現地時間)発表

改良型の「i8 クーペ」とオープントップモデル「i8 ロードスター」を世界初公開

 独BMWは11月29日(現地時間)、2017年ロサンゼルスオートショー(プレスデー:11月29日~30日、一般公開日:12月1日~10日)で改良型の「i8 クーペ」と、同モデルをベースにしたオープントップモデル「i8 ロードスター」を世界初公開した。各モデルの市場導入は2018年5月を予定する。

 フロントアクスルにモーターを、リアアクスルに直列3気筒1.5リッターターボエンジンを搭載するプラグインハイブリッドのi8が改良を受けるとともに、その新型をベースにしたロードスターが新たに追加された。

i8 クーペとi8 ロードスター
左がi8 クーペ、右がi8 ロードスター
i8 クーペのハイライト。ボディサイズは4689×1942×1293mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2800mm。パワートレーンはロードスターと共通で、最高出力105kW(143HP)、最大トルク250Nmを発生するモーターと、最高出力170kW(231HP)、最大トルク320Nmを発生する直列3気筒1.5リッターターボエンジンを搭載。システム全体で275kW(374HP)を出力する
i8 ロードスターのハイライト。ボディサイズは4689×1942×1291mm(全長×全幅×全高)と、クーペから2mm低くなるだけ

 今回の改良では、リチウムイオンバッテリーの総エネルギー容量が従来の7.1kWhから11.6kWhに引き上げられるとともに、モーターの出力は9kW/12HP増となる105kW/143HPに向上(最大トルクは250Nmのまま)。EV走行時の最高速は、従来の70km/hから105km/hに引き上げられた。エンジン出力は従来どおりの170kW/320Nm。

 EV走行時における航続可能距離はクーペが55km、ロードスターが53km。0-100km/h加速はクーペが4.4秒、ロードスターが4.6秒とアナウンスされている。

i8 クーペ

 一方、クーペが4座仕様なのに対し2座仕様として登場したロードスターは、電動開閉式のソフトトップを採用。15秒でルーフを開けることができ、50km/hまで操作が行なえるという。重量に関してはCFRP(炭素繊維複合材料)のフロントガラスフレームや、専用デザインとなる軽量の20インチアロイホイールなどの採用により、クーペの1535kg(空車時)に対して60kg増の1595kg(空車時)に留められている。

i8 ロードスター