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新型「XV」をはじめスバル車がスキー場を爆走!! 「SUBARU ゲレンデタクシー」が今シーズンもスタート
初回のタクシードライバーは新井敏弘選手。2月の苗場開催はビッグイベントに
2017年12月18日 00:00
- 2017年12月16日~17日 開催
スバルは12月16日、2017~18年シーズンの雪上走行体験イベントの幕開けとなる「SUBARU ゲレンデタクシー」をサッポロテイネスキー場(北海道札幌市)で開催した。
今年で5シーズン目を迎えたこのイベントは、プロドライバーの運転するスバル車に乗り、リフト代わりにゲレンデの上部まで行くことができるというもの。2017~2018年シーズンはこのサッポロテイネスキー場が12月16日と翌17日に、その後は年を越して2018年1月20日~21日に安比高原スキー場、同2月3日~4日に栂池高原スキー場、同2月17日~18日には苗場スキー場で開催。苗場スキー場ではトリを飾るイベントとして「SUBARU SNOW FES IN NAEBA」が開催される予定となっている。
初回となるサッポロテイネスキー場のゲレンデタクシーとして用意されたのは、この5月に発売された新型クロスオーバーSUV「XV」のほか、「レガシィ アウトバック」「フォレスター XT/X-BREAK」の3車種4モデル、各3台ずつの計12台。全車ミシュランのスタッドレスタイヤ「X-ICE XI3」を装着、TAXIならではの「行燈」やラッピングが施された以外はノーマルだ。
また、初回となるサッポロテイネスキー場には、タクシードライバーとしてWRC(世界ラリー選手権)の参戦や、PCWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)シリーズチャンピオン獲得などで知られる新井敏弘選手も参加。豪華なタクシードライバーとなっていた。
このゲレンデタクシーには無料で乗車することが可能となっているが、1つだけ条件が設定されている。それは会場に置かれた展示車の前で写真を撮り、SNSに「#ゲレンデタクシー」というタグとともにシェアすること。今時の条件としてはごくごく緩いこともあって、家族や友人と楽しそうにフレームに収まっている様子が見られた。
テイネ会場においてコースが設定されたのは、オリンピアゾーンの白樺サンダンス横にある林道。白樺第3リフトの終点とほぼ同じ場所が頂上のUターン路として設定されており、片道だけでも往復での乗車も可能となっていた。
この日のコース上は雪はたっぷりとあるものの気温が0℃前後と暖かかったため、走るにつれだんだんとデコボコが増えていくという状況。タクシードライバーを務めた新井敏弘選手は「林間コースなので普通の道と変わらない感じ。ただ、Uターンするところがふかふかで絶対乗用車じゃ回れないような状況になっている。そのぶん、クルマの走破性の高さがよく分かるし、スバル車の凄さが分かってもらえるのでは」とコメント。今年、初登場となったXVについては「ボディがしっかりしているし、2リッターだけど力もある」と高評価だった。
また、今回は「コースが短いので往復で乗ってもらったほうが楽しい」と新井選手が語っていたように、乗車を手伝うスタッフも「往復で乗ったほうが楽しいですよ!」とアドバイス。最初「片道だけ」と言っていた参加者も、それを聞いて「じゃあ往復で」と考え直す人が多かったようだ。乗車後に話を聞いてみると一様に「楽しかった」「びっくりした」と笑顔。なかには「北海道にスバル車が多い理由が分かった」「自分のクルマと動きが違う(スバル車オーナー)」なんて声や、家族で新井選手がドライブするクルマに乗った子供が「お父さん、タクシーなんだからお金払って!」と、よく分かっている(?)コメントをしたこともあったとか。
初日のプログラムの締めくくりは白樺サンダンスコースを利用した新井選手によるデモラン。リフト営業が終了し日もとっぷりと暮れた真っ暗なコースを「WRX STI」に乗った新井選手が駆け下りてくると、集まったギャラリーからは大きな歓声と拍手が送られた。