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スバル、ゲレンデタクシーも開催する「アクティブライフ応援活動の冬の取り組み」
葛西紀明選手と伊藤有希選手、「レガシィの助手席に座ることがトップ選手への仲間入り」
(2015/10/27 21:57)
- 2015年10月26日開催
スバル(富士重工業)は10月26日、恵比寿本社ショールーム「SUBARU STAR SQUARE」で、現在取り組んでいる「スバル アクティブライフ応援活動」の冬の取り組みに関する発表会を開催した。発表会は、同会場で行われた全日本スキー連盟(SAJ)による「Japan Ski Team TAKE OFF記者会見」との2部構成となっており、両イベントともにゲストとしてスキージャンプ競技の葛西紀明選手、伊藤有希選手が出席した。
ナショナルチームのオフィシャルカー贈呈式
前半に行われたJapan Ski Team TAKE OFF記者会見では、全日本スキー連盟の新役員の紹介や挨拶とともに、ゲストの葛西・伊藤両選手の紹介やインタビュー、今シーズンを戦う全日本スキーチームの新ユニフォームの発表が行われた。
同チームのオフィシャルサプライヤーとして、10年間公式ユニフォームを提供し続けているフェニックスが手がけた新ユニフォームのテーマは「挑む」。戦いに挑む闘志の象徴として「鎧」をモチーフとしたデザインを採用している。また、スバルからナショナルチームのオフィシャルカーとして贈呈される「レガシィ アウトバック」の贈呈式が行われ、富士重工業 常務執行役員の細谷和夫氏より葛西選手にマスコットキーが手渡された。スバルのナショナルチームへの移動用車両の提供は1976年より続くもので、今年が39回目のウインターシーズンとなる。
レガシィの助手席に座ることがトップ選手への仲間入り
全日本スキー連盟によるJapan Ski Team TAKE OFF記者会見の後、スバルが現在取り組んでいるアクティブライフ応援活動における今シーズンの冬の取り組みを発表した。
発表では富士重工業 スバルネクストストーリー推進室長 小島敦氏によるアクティブライフ応援活動のプレゼンテーションの後、元フィギュアスケート選手の八木沼純子さんをMCに迎え、葛西選手と伊藤選手を交えてトークイベントを行った。葛西・伊藤両選手によるとナショナルチームの遠征時、選手はスバルのオフィシャルカーと大きなバンでの移動となるが、コーチの運転するレガシィの助手席に座ることがトップ選手への仲間入りという暗黙のルールがあるそうで、葛西選手は真っ先にそこの席へ座るそうだ。まだバンで荷物担当だという伊藤選手は、いつかはレガシィで移動したいと語った。
そんなトップ選手の中でも“レジェンド”と称される葛西選手は、「昨シーズンはワールドカップで1勝したが、他にも勝てる試合があったのもかかわらず落としている。今年の目標は日本人選手がまだ達成していないワールドカップランキング1位の座で、それは世界一の称号であり、自分にとってオリンピックでのメダルと同じ位置付けです」と今シーズンの目標を語った。
また伊藤選手は、「葛西選手が言うように、ワールドカップランキング1位=世界一です。自分もそこに近づけるように頑張っていきたい。また世界大会では、地元勢と他の国から参加した選手への応援の差が大きいことが多いが、葛西選手の場合、開催国の地元勢と同じか、時にはそれ以上の声援を受けているので私もそんな選手になりたいと思います」と語った。
スバルのアクティブライフ応援活動としては、今シーズンも北海道、長野県、福島県のスキー場でリフトの代わりにスバル車でゲレンデを駆け上がる「ゲレンデタクシー2016」を実施する。車両はレガシィ アウトバック、フォレスター、XVが予定されていて、会場とスケジュールは以下の通り。
スケジュール | 会場 |
---|---|
2015年12月12日~13日 | 北海道 サッポロテイネスキー場 |
2016年1月23日~24日 | 長野県 エコーバレースキー場 |
2016年1月30日~31日 | 福島県 裏磐梯猫魔スキー場 |
なお、この3会場で行われる「ゲレンデタクシー2016」開催中の日曜日には、「スキースペシャルレッスン 親子でチャレンジしよう!」と題した親子スキー教室が開催される。こちらは全日本スキー連盟のデモンストレーターに直接教えてもらえる特別プログラムとなっている。
また、2016年1月30日~31日には北海道札幌市 大倉山ジャンプ競技場において開催されるワールドカップでスキージャンプ観戦ツアーも行われる。葛西選手によると「テレビの方が見やすいけど、生で見るジャンプ競技の音、迫力は一度見るとハマる人が多い」とのこと。そんな葛西選手や伊藤選手も出場するワールドカップスキーについて、「現地でないと分からない臨場感やピリピリくるような緊張感をぜひ味わってほしい」とスバルの小島氏は語った。
「1972年に初めて乗用タイプの4WDとしてレオーネを発売し、以来スバルはずっと4WDの技術を磨いてきました。ちょうど1980年代から1990年代は日本では大変なスキーブームだった。そんな時代に生まれたレガシィは、高速道路から雪道に入っても非常に安心して運転ができ、なおかつ荷物も積みやすく日本のスキーヤーから大変な支持をいただいて、現在50代くらいの方だとスキー場に多くのレガシイがあったのを覚えているのではないでしょうか」と、レガシィがウインタースポーツの愛好家から愛されている理由についてアピールするとともに、「ゲレンデタクシー2016、スキースペシャルレッスン 親子でチャレンジしよう!、ワールドカップ スキージャンプ観戦ツアー。この3つの取り組みで、スキーが盛り上がっていくほんの少しでもお力になれればと考えています」(小島氏)と語った。
ウインターシーズンにおけるこれらの取り組みのほか、スバルではアクティブライフ応援活動としてゴルフ、クルマ、モータースポーツ、自転車競技などさまざまなジャンルで同様の活動を現在行っていて、これからも多数のプログラムが予定されている。それらのイベントの詳細情報は、スバル アクティブライフスクエアのWebサイト(http://www.subaru.jp/lifeactive/)で順次発表されるとのこと。