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スズキ、動力伝達装置の不具合で「ソリオ」など計1万1520台をリコール

制御プログラムが不適切。走行不能となるおそれ

2018年3月8日 発表

動力伝達装置に不具合があるとして「ソリオ」など計1万1520台をリコール

 スズキは3月8日、動力伝達装置に不具合があるとして「ソリオ」「スイフト」、三菱自動車工業にOEM供給する「デリカD:2」の3車種、計1万1520台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車の製作期間は2015年12月1日~2017年11月9日。

 不具合は、ハイブリッド車の機械式自動変速機において、コントローラの制御プログラムが不適切なため走行中に制御と異なるギヤに噛み合うことがある。そのため、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、クラッチを切断して駆動力が伝わらなくなり、走行不能となるおそれがある。不具合の件数は10件、事故は発生していない。

 改善対策として、全車両の機械式自動変速機制御コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。