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スズキ、不適切なリコール等改修作業で国交省から業務改善指示

自動車分解整備事業の認証のない販売店でリコール等改修作業を実施

2016年12月14日 発表

不適切なリコール等改修作業の概要

 国土交通省は12月14日、スズキから自動車分解整備事業の認証を受けていない販売店において、不適切なリコール等改修作業が行なわれていたとの報告を受けて、同社に業務改善指示を通知した。

 今回、スズキはブレーキホース交換等の道路運送車両法第49条で規定された分解整備の内容が含まれるリコール等の改修作業が、同法第78条の認証を受けていない販売店で実施されていたと報告。

 具体的には、過去3年間、認証を受けていない825の販売店において、分解整備の内容が含まれる11件のリコール等の改修作業を計1967台に実施していたと報告。なお、同作業における不具合の報告はないとしている。

 この報告を受けて同日、国交省はスズキに対して業務改善指示を通知した。

・認証を受けていない販売店で改修作業をした自動車について、認証を受けている整備工場で安全確認を実施すること。

・認証を受けていない販売店については、自動車分解整備事業の認証を取得させるよう指導し、認証取得が困難な場合は、分解整備を必ず外注させること。
・再発防止策を策定し速やかに実施すること。

分解整備の種類と作業の範囲