ニュース

20歳~39歳女性ドライバーが助手席に乗ってほしい有名人、芸能人部門「高橋一生」、スポーツ選手部門「羽生結弦」が1位

ホンダアクセス「女性ドライバーのカーライフに関する調査2018」より

2018年3月14日 発表

 ホンダアクセスは3月14日、自分のクルマを持っている20歳~39歳の女性ドライバー1000人に対して行なったインターネットリサーチ「女性ドライバーのカーライフに関する調査2018」の調査結果を公開した。

 アンケートでは、大きく「女性ドライバーのクルマ選び」「女性ドライバーのクルマのアレンジ・カスタマイズ」「女性ドライバーのインテリアへのこだわり」「女性ドライバーのカーライフ」「女性ドライバーがドライブで聞きたい曲」の5項目で調査を実施している。

もっと重視すればよかったと思うのは「燃費のよさ」「運転のしやすさ」

 クルマ選びの項目では、まず回答者の運転頻度、乗っているクルマのボディタイプなどのアウトラインについて質問。運転頻度で最も多かったのは「ほぼ毎日」で41.1%、次いで「週に4~5日」で20.3%と、運転頻度が高いことが分かった。居住エリア別では、「北陸・甲信越」(57.0%)、「中国・四国」(51.9%)、「九州・沖縄」(50.5%)の3エリアで半数以上の人が「ほぼ毎日」運転すると回答している。

クルマを持っている20歳~39歳の女性ドライバーの4割強が「ほぼ毎日」運転するという

 乗っているクルマは「軽自動車」が半数以上となる50.5%となっており、「コンパクトカー」(24.6%)、「ミニバン」(12.7%)と続く。子供の有無で見た場合でも「軽自動車」がそれぞれで半数近い割合となっているが、子供がいる場合は「ミニバン」に乗っている割合が23.3%まで上昇。「コンパクトカー」(21.7%)の回答を上まわって、“ママドライバー”になるとミニバンの需要が高まることが数値化された。

全体で見ると「軽自動車」が半数以上だが、子供がいる場合には「ミニバン」の割合が高まっている

 クルマの購入時に重視したポイントについては、複数回答形式で「価格」が63.1%で1位。以下「外装デザイン」(42.9%)、「メーカー・ブランド」(40.0%)、「運転のしやすさ」(38.6%)と続く。これに関連し、購入後に「もっと重視すればよかった」と思うことがあるかどうかでは、61.5%が「ある」と回答。具体的に複数回答形式で、購入前のアンケート結果では7番目となっていた「燃費のよさ」が23.7%で1位。2位は「運転のしやすさ」(18.0%)で、実際にそのクルマを日常的に使うようになって分かってくる部分が挙げられている。

クルマの「購入時に重視したこと」(左)と、購入後に「もっと重視すればよかったと思うこと」(右)。購入時は下位だった「燃費のよさ」「室内の広さ」や、購入時には出ていない「安全性能」「乗り降りのしやすさ」なども挙がっている

 クルマの購入金額は乗っているクルマともリンクして、「100万円~150万円未満」(23.5%)や「150万円~200万円未満」(22.4%)で、全体の平均額は171万7000円。次のクルマを買うときの希望予算については、価格帯の分布に大きな違いはないが、平均額は183万4000円と、現在のクルマより高いクルマに乗りたいとの傾向が出ている。

「現在乗っているクルマの価格」(左)と「次回クルマを買う際の希望予算」(右)のグラフ。どちらも「100万円~150万円未満」「150万円~200万円未満」の価格帯が中心となっている

 乗りたいクルマの要素では、1位が「運転しやすいクルマ」で60.0%。以下、「安全なクルマ」(54.2%)、「故障しないクルマ」(33.9%)、「低価格なクルマ」(33.2%)が上位となった。また、合わせて運転が「好き」か「好きではない」かの質問で、56.1%が「好き」、43.9%が「好きではない」と回答しており、乗りたいクルマの回答を運転が好きか好きではないかで分けた場合、運転が好きな人は「乗って落ち着くクルマ」「車内がスタイリッシュなクルマ」「外見がスタイリッシュなクルマ」の項目で数値が高くなっており、「運転が好きな女性ドライバーは、車内の快適性やデザインにもこだわりがある」と分析している。

「乗りたいクルマ」の回答上位10項目。「運転しやすいクルマ」「安全なクルマ」に乗りたいと半数以上の人が回答。運転が「好き」か「好きではない」かで回答を分けると、運転が好きな人は「乗って落ち着くクルマ」「車内がスタイリッシュなクルマ」の割合が増え、運転が好きではない人は「低価格なクルマ」の割合が増えている
「新社会人にオススメのクルマ」の回答上位も、自分で乗りたいクルマの回答と似た傾向

クルマのアレンジにかけていい金額は「平均68万3000円」

 ホンダアクセスとしても重要なクルマのアレンジ・カスタマイズでは、48.5%の女性ドライバーが「自分のクルマにアレンジ・カスタマイズを行なっている」と回答。具体的なアレンジやカスタマイズとしては「シート(カバーなど)」(28.9%)、「ルームミラー」(27.4%)、「ステアリング・ハンドル」(22.7%)、「ドライブレコーダー」(16.9%)など、車内の装備品についてのアレンジが上位となっている。また、子供がいる回答者の割合が「シート(カバーなど)」「ルームミラー」で増えており、ルームミラーについては「後部座席の子供の様子が確認できるようアレンジしている人が多いのではないか」と推測している。

 また、実施したアレンジ・カスタマイズの満足度では、「音響システム・スピーカー」(64.4%)や「ドライブレコーダー」(61.0%)などで6割以上の人が「やってよかった」と評価。また、比較的抑え気味な費用で実施できる「シート(カバーなど)」「車内アロマ」の満足度が50%を超えていることから「オススメのアレンジ・カスタマイズ」として取りあげている。

「自分のクルマにアレンジ・カスタマイズを行なっている」と回答した女性ドライバーは48.5%
手ごろな価格で車内の雰囲気を大きく変えることができ、汚れた場合に洗えるシートカバーは女性ドライバーのアレンジで定番となっているアイテム。迷惑運転の被害対策で注目が集まっているドライブレコーダーも人気となっている
気軽に導入できるシートカバーや車内アロマを「オススメのアレンジ・カスタマイズ」として紹介

 アレンジ・カスタマイズの予算感では、使ってもいい金額で「10万円~30万円未満」が20.4%と最も多くなっているが、「200万円以上」(14.7%)や「100万円~200万円未満」(14.6%%)といった回答もあり、平均額は68万3000円となった。

 自分のクルマに満足しているかどうかのアンケートでは、「非常にあてはまる」(28.3%)と「ややあてはまる」(56.1%)を合わせた「満足」が84.4%。これをクルマのアレンジ・カスタマイズを「している」「していない」という人で分けると、している人は「満足」が87.8%にアップし、していない人は81.2%にダウン。「自分の好みに合うようにクルマに手を加えることで、クルマへの満足度が高まっている」と分析している。

アレンジ・カスタマイズの予算としては、「10万円~30万円未満」(20.4%)が金額帯の中心で、平均額は68万3000円
アレンジ・カスタマイズを「している」女性ドライバーは満足度が高まっているとの分析

ドキッとする男性ドライバーのしぐさ1位は「一発で車庫入れ」

 カーライフに関するアンケートでは、女性ドライバーが日常的なクルマの使用で困ること、苦労することなどを自由回答形式で質問。

 49人が回答して1位になったのは「外装の汚れ」で、具体的な内容では「白いボディなので汚れが目立つ(30代)」「車体の色が黒なので、汚れが目立つ。こまめに洗車しなければならない(20代)」など、ボディカラーに起因する悩みのほか、「車庫がないのですぐ汚れる(20代)」といった駐車場による悩みが挙げられている。これについて報告内では「大切な愛車をキレイに保ちたいという、女性ならではの気持ちの表れ」と位置付けている。

 2位は45人が回答した「装備の使い勝手がわるい」(ナビ・ドリンクホルダー・オーディオなど)で、「水筒やコップがクルマのコップ立てに合わないサイズでずれる(30代)」「箱ティッシュを運転席から片手で楽々取れる位置に置きたい(30代)」「ハンドルカバーの劣化(30代)」といった具体的な回答内容が紹介され、これについては「便利なアイテムを使ったプチカスタマイズやアレンジで、解消できるものもありそう」と提案している。

 このほか、子供がいる回答者(424人)に対して「運転中に子供がぐずって困ったことがあるか」と質問したところ、75.0%が「あった」と回答。4人中3人という高い割合となっている。

女性ドライバーが日常的なクルマの使用で困る、苦労すると感じている悩み

 女性ドライバーの視点から見た男性ドライバーにまつわるアンケートでは、「パートナー(恋人、夫)の男性にどのようなクルマに乗ってほしいと思うか」という質問に、複数回答形式で半数以上の56.1%が「車内がキレイ(清潔)」と回答。以下、「車内が広々している」(34.7%)、3位「車内がよい香り」(32.3%)、4位「こまめに洗車されていつもピカピカ」(31.5%)と続き、女性ドライバーが清潔さや車内の快適性を重視していることが分かる。

 また、自分が運転して男性とドライブデートをするといったシチュエーションで「男性のどんな行動にキュンとするか」という質問では、1位が「渋滞中も楽しい会話をしてくれる」(48.2%)、2位が「休憩や体調などに気を遣ってくれる」(45.2%)、3位が「行先までの道順を事前に調べておいてくれる」(33.5%)、4位が「好きな音楽を流してくれる」(32.9%)、5位が「持っていた荷物をクルマに積み込んでくれる」(32.4%)となり、「さりげなくフォローしてくれる」という点を女性ドライバーは求めていると分析。

 男性ドライバーが運転するシーンでの「ドキッとする男性ドライバーのしぐさ」では、「車庫入れの時、一発で定位置に停める」(39.5%)、「歩行者や他のクルマに道を譲る」(37.1%)が4割近い回答を集めた。これについては運転技量が高いことに加え、マナーのよさなどもポイントと解説されている。一方で男性が運転するドライブデート中に幻滅する行動は、1位が「渋滞でイライラする」(61.4%)、2位が「運転があらい」(60.3%)、3位が「クルマの中がゴミだらけ」(58.1%)、4位が「タバコを何本も吸う」(53.5%)、5位が「周りのクルマに文句」(49.9%)という結果となっている。

パートナー(恋人、夫)の男性に乗ってほしいのは、「車内がキレイ(清潔)」「車内が広々している」「車内がよい香り」といったクルマ。クルマ自体の使い勝手に加え、運用面もポイントとなっている
自分が運転している時に男性にしてもらいたい行動
「車庫入れの時、一発で定位置に停める」「歩行者や他のクルマに道を譲る」といったしぐさにドキッとするとのアンケート結果
「渋滞でイライラする」「運転があらい」「クルマの中がゴミだらけ」といった点は幻滅されるポイントになっている

 助手席に乗ってほしい男性有名人については、芸能人のランキングで1位「高橋一生さん」(44人)、2位「竹内涼真さん」(32人)、3位「松坂桃李さん」(29人)がトップ3。男性スポーツ選手のランキングで1位「羽生結弦選手」、2位「イチロー選手」、3位「内田篤人選手」というトップ3になっている。

助手席に乗ってほしい男性芸能人
助手席に乗ってほしい男性スポーツ選手

 このほかにもホンダアクセスのニュースリリース(PDF)では、女性ドライバーがドライブで聞きたい曲などについて解説。ドライブデートで聞きたい曲、花見・桜の名所に行くドライブで聞きたい曲などのアンケート結果が紹介されている。