ニュース

【静岡ホビーショー 2018】タミヤ、うねうね動く「ムカデロボット工作セット」公開

動力伝達にユニバーサルジョイント使用

業者招待日:2018年5月10日~11日

一般公開日:2018年5月12日~13日

入場無料

タミヤ 楽しい工作シリーズ「ムカデロボット工作セット」(7月発売、3200円[税別])

 5月10日、「第57回 静岡ホビーショー」(以下、静岡ホビーショー 2018)の業者招待日がツインメッセ静岡(静岡県静岡市駿河区)開幕した。一般公開日は週末の5月12日~13日(無料開催)となるが、ここでは注目の新製品をお届けする。

 会場内でも最大級のブースを展開するタミヤは、楽しい工作シリーズの新製品として「ムカデロボット工作セット」を展示。このムカデロボット工作セットは、大阪大学 大須賀教授チームが作ったムカデ型ロボット「i-CentiPot(アイセンチポット)」をベースとしており、胴体中央に両軸モーターを配置。その動力を各ユニット(胴節)に伝えていく。胴節同士の動力伝達には、上下左右に自由に動くユニバーサルジョイントを使用しており、胴節の数は増やすことが可能だという。

タミヤ 楽しい工作シリーズ「ムカデロボット工作セット」
ムカデロボット工作セットの各部構造
ムカデロボット工作セットの延長パーツ(参考出品)
大阪大学 大須賀教授チームが作ったムカデ型ロボット「i-CentiPot(アイセンチポット)」
ムカデロボット工作セットの胴節。ユニバーサルジョイントにウォームギアによる駆動軸転換など見どころが多い

 初期セットでは、中央胴体に加え頭部側に頭部を含む胴節3ユニット、尾部側に尾部を含む胴節4ユニットで構成されているが、将来的には胴節のみのセット販売を考えており、ムカデの胴体延長も可能。胴節はABSで、足はエラストマー樹脂でできており、その動く様は動画を見てもらえば分かるようにリアルというかなんというかで、好き嫌いが分かれそうな製品だ。

 動力伝達構造、そして胴節を自由に(モータートルクと足と地面との摩擦から制限を受ける)延長可能など、モビリティとして興味深い部分は多い。静岡ホビーショーの会場で、実際に動く様子を見ていただきたい製品だ。

株式会社タミヤ 企画開発部 三課 今井翔大氏。タミヤのロボット関連製品の企画・設計・開発を手がける