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【静岡ホビーショー 2018】駆動効率に優れるシャフトドライブ4WDもモーター搭載位置を可変に。タミヤ 1/10 RCカー「TB-05 PRO シャーシ」
2018年5月11日 21:00
- 業者招待日:2018年5月10日~11日
- 一般公開日:2018年5月12日~13日
- 入場無料
2016年に登場した1/10 RCカー「TA07 PRO シャーシキット」。電動RC 4WDツーリングカーとして駆動方式にシングルベルト4WDを採用。さらに。ハンドリングに影響を及ぼすモーターの搭載位置を3カ所から設定できることから大きな話題となった。このモーターの搭載位置を変更することで、さまざまなコースに幅広く対応するセッティングを行なえることをセールスポイントとしていた。
それから2年、2018年の「第57回 静岡ホビーショー」(以下、静岡ホビーショー 2018)で発表された1/10 RCカー「TB-05 PRO シャーシ」(6月23日発売、2万9800円[税別])は、シャフトドライブ4WDでありながらモーターの搭載地を可変としたモデルになる。
モーターの配置箇所は2カ所用意されており、前方左もしくは後方右。モーター位置変更の際は、前輪用のステアリングサーボ、走行バッテリー位置、駆動用センターシャフトの配置を変更することになる。
タミヤスタッフによると、前方にモーターを配置すれば安定志向のクルマとなり、後方に配置すると加速重視のクルマになるという。4WDという駆動方式には変わりないが、FF的な4WDと、FR的な4WDになるということだろうか。バッテリーの位置などモーターとバランスを取るために左右配置が変更になるが、左右の重量配分はほぼ50:50。バラストによる調整も不要とのこと。前後の重量配分も、モーター搭載位置はいずれも前後車軸内に収まるためわずかな変化だという。
このTB-05 PRO シャーシでは、ステアリングのアッカーマン機構も変更されており、ステアリングを切っていった際の最後の巻き込みがゆるやかになっている。これにより、高速コーナリング時の安定性や、不要な巻き込みは起こりにくくなっているが、逆に言えば巻き込みを利用したコンパクトなコーナリングはしづらくなっている。初中級者にとっては使いやすくなる変更だが、上級者にとっては、コースによって調整が必要となるところかもしれない。
タミヤのRCカーは、このTB-05 PRO シャーシのほか、「シトロエン 2CV チャールストン(M-05シャーシ)」(7月発売、1万1800円[税別])、「三菱パジェロ メタルトップワイド ブラックメタリックスペシャル」(5月26日発売、2万1800円[税別])など、多くの新製品を出展。タミヤのRCコーナーでは、新製品の試走イベントも実施しており、製品によっては走りを確認することができる。