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BMW、リトラクタブル・ハードトップ採用の「M4 カブリオレ」受注開始

日本10台限定のM4 カブリオレ30 Jahreも登場

2018年5月24日 受注開始

M4 カブリオレ:1380万円

M4 カブリオレ 30 Jahre:1483万円

「M4」のオープンモデル「M4 カブリオレ」(本国仕様)

 ビー・エム・ダブリューは5月24日、直列6気筒ターボエンジンにFR(後輪駆動)を採用する「M4」のオープンモデル「M4 カブリオレ」の受注を開始した。価格は1380万円。納車は秋以降の予定。

 M4 カブリオレは、サーキットでの運動性能と日常走行の実用性を併せ持つ、究極のドライビングマシンと位置付けるM4のオープンモデル。最高出力450PS(331kW)/7000rpm、最大トルク550N・m(56.1kgf・m)/2350-5500rpmを発生する直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワー・ターボエンジンを搭載、トランスミッションは7速DCTを組み合わせ、駆動方式は2WD(FR)となる。

M4 カブリオレのインテリア(本国仕様)

 M4 カブリオレは、M3/M4のラインアップの中でもエンジン出力や走行性能を高めた「コンペティション」モデルとして、エンジンやトランスミッションのほかにも、路面とのトラクションを最適化するようリアの左右ホイール間のトルク配分を瞬時かつ自在に調整する「アクティブ M ディファレンシャル」、走行状況やドライバーの好みに応じてサーボトロニックのアシスト量を3段階(COMFORT、SPORT、SPORT+)で変更が可能な「電動パワー・ステアリング M サーボトロニック」、ホイールの動きをセンサーが検知して瞬時にダンパーの減衰力を電子制御する「アダプティブ M サスペンション・システム」、複合素材による特殊なコンパウンド構造を採用する「M コンパウンド・ブレーキ・システム」など、モータースポーツで培われたテクノロジーを採用した。

3分割式のリトラクタブル・ハードトップを採用

 M4 カブリオレのルーフは、3分割式のリトラクタブル・ハードトップを採用することで、ルーフを開けている時にはボディ後端までフラットに伸びるキャビンを、ルーフを閉じた状態ではBピラーのないクーペ特有のルーフ・ラインをそれぞれ実現。リトラクタブル・ハードトップは、走行速度が約18km/h以下であれば、センター・コンソールのボタン操作で20秒以内に全開/全閉にすることが可能。

ボディ後端までフラットに伸びるキャビンを実現
ルーフを閉じた状態のM4 カブリオレ(本国仕様)

日本10台限定のM4 カブリオレ 30 Jahre

 また、M4 カブリオレの受注開始と合わせて、M4 カブリオレの欧州における初代モデル発売30周年(当時のモデル名はM3 カブリオレ)を記念した世界限定300台の「M4 カブリオレ 30 Jahre(ドライシッヒ・ヤーレ)」を全国10台限定で販売する。価格は1483万円。

 M4 カブリオレ 30 Jahreは、歴代の印象的なモデルを想起させる2種類の特別なボディ・カラーに、専用のインテリアカラーとのコンビネーションを設定した。イエローの「マンダリンII」には専用のイエロー・ステッチを施したブラックのメリノ・レザー・インテリアを採用。初代M3から特別なモデルに採用されてきた深いブルーの「マカオ・ブルー・メタリック」には、ブラックとシルバー・ストーンの専用バイ・カラー仕上げのメリノ・レザー・インテリアを採用。

 そのほか、専用のオービット・グレー塗装を施した軽量構造の20インチ鍛造Mライト・アロイ・ホイール、シートのヘッドレストやカーボン・ファイバー製インテリア・トリム、ドア・シル・プレートには、限定モデルであることを示す「Edition 30 JAHRE」のレタリングを施した。