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【インディ500 2018】決勝直前の練習走行、ミラー・ライト・カーブ・デイで6位になった佐藤琢磨選手に聞く

2018年5月27日(現地時間) 決勝開催

ファイアストン生誕150周年イベントでゲストにサインを行なう佐藤琢磨選手

 決勝直前の練習走行となるミラー・ライト・カーブ・デイが5月25日(現地時間)開催された。その模様は関連記事(ミラー・ライト・カーブ・デイは、トニー・カナーン選手がトップタイム)でお届けしているとおりだが、ここで佐藤琢磨選手は224.083マイル/hを記録して6位となった。

 これは予選の16位よりもよい順位で、5月27日に開催される決勝へ向けてのよい知らせとも思える。そこでカーブ・デイを終え、夕刻にファイアストン生誕150周年イベントに出席した佐藤琢磨選手に、カーブ・デイでの感触を聞いてみた。

エリオ・カストロネベス選手と、何事か話をする佐藤琢磨選手。身振りからはマシンの状態を話しているように見える

──カーブ・デイでは、予選よりも順位が上がり、よいセットアップがあったように見えましたが。

琢磨選手:そうですね全体的にはよくなりましたね。予選が終わって、予選1日目がひどくて、2日目はかなりよくなったんですけど、次の日の月曜日のレーストリムでさんざんだったんです。そこからは方向性が見えてきたので、だいぶよくなったと思います。

──順位が6位でした。

琢磨選手:あれは大きな集団の風に引き寄せられて出ているスピードなので。単独では今日見ていないのですが、15位前後だと思います。

──カーブ・デイの最中、いろいろサスペンション調整をされていたみたいですが。

琢磨選手:できればもうちょっと時間をかけていろいろやりたかったのだけど。予選がさんざんだったので。月曜日にできることが限られていて、そこから数日間エンジニアとともにいろいろなメニューをやって、今日は1時間しかなかったですから……。その中でできる最善をつくしただけであって、ある意味ちゃんとした比較テストはできていないのですが。方向性は見えました。

──決勝に向けてはどうですか?

琢磨選手:少しよくなりましたね。多分、とても大変だと思いますが、がんばります。


 第102回 インディ500のスタート進行は、現地時間で5月27日11時ごろから始まる。日本時間では5月28日12時ごろ。つまり27日の深夜となる。テレビ放送は、GAORAが生放送を予定しており、5月27日深夜0時、スタート進行に合わせて開始。詳細はGAORAのWebサイトを参照のこと。