三菱自動車、古典の絶景出現確率を予測する「古典絶景 NAVI」公開。杉田久女の「雲海の 夕富士あかし 帆の上に」など、松尾芭蕉や北原白秋らが詠んだ全国18カ所

杉田久女の「雲海の 夕富士あかし 帆の上に」が詠まれた山梨県山中湖湖畔の6月30日における絶景出現確率

　三菱自動車工業は6月25日、ウェザーニューズとのコラボレーションにより、松尾芭蕉や北原白秋らの俳句や和歌で詠まれた全国18カ所の絶景スポットを対象に、週末の絶景出現確率を数値で示す「古典絶景 NAVI」を同社Webサイトで公開した。

　古典絶景 NAVIは、国文学者の谷知子氏（フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授）と久保田淳氏（東京大学名誉教授）を監修に迎えて、100万種類以上の古典文学作品の中から絶景を詠まれた作品を抽出。

　杉田久女の「雲海の 夕富士あかし 帆の上に」が詠まれた山梨県山中湖湖畔など、選定した日本全国18カ所の古典絶景が見られる気象条件を気象学者と共に定義し、その出現確率を、地形データ、気温、湿度、風力、風向き、気圧、月齢アルゴリズムなどの気象データをリアルタイムで解析して、週末に古典絶景が見られる条件をシミュレートで予測する。

　古典絶景 NAVIでは、全国18カ所のスポットを表示したMAPから気になるスポットを選ぶと週末の絶景出現確率を確認できるとともに、スポットまでのルート案内も表示可能。また、出発地点の住所を入力することで、そこから一番近い古典絶景スポットと出現確率、スポットまでのルート案内を表示することができる。

　三菱自動車では、同社Webサイト「週末探検家」を通じて好奇心や探求心といった「探検マインド」を持つ行動派の人たちを対象に「自然現象への挑戦」をテーマにしたコンテンツを発信している。新たなコンテンツとなる古典絶景 NAVIにより日本各地に点在する「俳句や和歌などの、日本古典に描かれた絶景」の出現確率を予測することで、週末探検への挑戦をサポートするとしている。