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【鈴鹿8耐 2018】5時間経過。11号車Kawasaki Team GREENが3番手に後退、21号車YAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップに
降雨と2回目のセーフティーカー導入。先の読めない展開に
2018年7月29日 17:37
- 2018年7月26日~29日 開催
三重県・鈴鹿サーキットで行なわれている鈴鹿8時間耐久レースの決勝は、スタート後5時間を経過した。レースをリードするのは21号車YAMAHA FACTORY RACING TEAM、それに33号車Red Bull Honda with 日本郵便と11号車Kawasaki Team GREENが同一周回で続いている。
スタート後2時間25分、ヘアピンで火災をともなう転倒が発生し、この日最初のセーフティーカーが導入。これにより、その時点でトップだった11号車と、2番手21号車、3番手33号車の差が詰まる。10分後にレースが再開されると、11号車と21号車がまたしても接近戦となり、3番手の33号車も数秒差で追いかける。
その後も幾度となく順位を入れ替えていた11号車と21号車だが、3度目のピットストップを機に11号車のジョナサン・レイ選手が次第に引き離し始め、77周目には2分07秒527のファステストを刻む。
ところが3時間40分過ぎ、21号車がアレックス・ローズ選手に交代すると、ピットインが遅れた11号車はガス欠になったのか、ちょうど100周目にスローダウンしながらピットロードへ。このタイムロスが響き、21号車だけでなく33号車にもパスされ、11号車は3番手に後退してしまう。
その後しばらくの間上位陣に動きはなく、21号車YAMAHA FACTORY RACING TEAM(アレックス・ローズ選手)がトップ。33号車Red Bull Honda with 日本郵便(中上貴晶選手)、11号車Kawasaki Team GREEN(レオン・ハスラム選手)が続く。
この3台のタイム差は大きく変動することなく、ある意味膠着状態になったかと思いきや、各チーム5回目のピットインをこなしている4時間45分経過前後に突然の雨。全車ペースダウンを強いられるなか転倒車が続出し、634号車MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(水野涼選手)もデグナーカーブで転倒。2回目のセーフティーカーが導入された。この影響で11号車は後方グループに吸収され、2番手との差はおよそ1分30秒に広がる。反対に、2番手の33号車はトップに2秒差まで詰め寄った。
なお、チャンピオンシップを争う5号車F.C.C. TSR Honda Franceは5番手、94号車GMT94 YAMAHAは10番手前後を走行しており、このままの差であれば5号車が年間チャンピオンの座に輝くことになる。