トヨタ、新エンジンオイル「トヨタ純正 GRモーターオイル」。0-100km/h加速タイム0.24sec向上を確認

トヨタ純正 GRモーターオイル「Circuit（0W-20）」（左）、「Touring（0W-30）」（右）

　トヨタ自動車は9月7日、スポーツ走行で高い性能を発揮する新エンジンオイル「トヨタ純正 GRモーターオイル」として「Circuit（0W-20）」「Touring（0W-30）」を発売した。価格は、それぞれ4L缶でCircuit（0W-20）が1万2000円（税別）、Touring（0W-30）が8000円（税別）。

　トヨタ純正 GRモーターオイルは、最新の高性能ベースオイルに、高性能ポリマー、モリブデン化合物を含む摩擦低減剤の添加などにより、レスポンス向上と耐久性の高さを両立させたエンジンオイル。

　Circuit（0W-20）はサーキットでのタイムアップや街乗り・ワインディングでの違いを体感でき、走りの気持ちよさを実現。Touring（0W-30）はストリート走行を重視し、ハイレスポンスとしっとり感のある回転フィーリングを両立させたとしている。

　現在販売しているトヨタ純正モーターオイル（SN 0W-20）との比較として、Circuit（0W-20）では「86 GR SPORT」（6速AT）による0-100km/h加速のタイムで0.24sec向上、Touring（0W-30）では「ヴィッツ GR」（CVT）の2000rpm無負荷運転時の室内ノイズを約3dB低減するという。

「86 GR SPORT」

「ヴィッツ GR」

　今回発売したエンジンオイルは、TOYOTA GAZOO Racingがドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参画を通じて培ったレース用オイルの材料技術をベースに、市販車用の高レスポンススポーツオイルとして開発したもの。今回の開発にあたり、同社は耐久性の確認として約200時間にわたる高回転での連続高負荷運転によるエンジン耐久試験を実施したとしている。