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独ダイムラー、新型「GLE」をパリモーターショー 2018で世界初公開。PHV、3列シート仕様もあり
まずは直6エンジン、ISG、48V電気システムなどを搭載する「GLE 450 4MATIC」からアナウンス
2018年9月14日 17:42
- 2018年9月12日(現地時間)発表
独ダイムラーは9月12日(現地時間)、「パリモーターショー 2018」(一般公開:10月4日~14日)で新型「GLE」を世界初公開することを発表した。新型GLEは米アラバマ州のタスカルーサ工場で生産され、2019年初頭にアメリカと欧州で、2019年春に中国で販売を開始する予定。
新型GLEは長いホイールベース、短いオーバーハングを特徴にするとともに、クロームメッキの前後アンダーガードやパワードームを備えたボンネットなどで力強さを表現。また、風洞実験などを経て空力性能(Cd値)は先代モデルの0.32から0.29へと進化した。
エレガントさが高まったインテリアでは、SUVモデルらしくセンターコンソールに2つのグラブハンドルが備わるほか、新デザインのスポーツステアリングなどを採用。また、ホイールベースが先代モデルから80mm延長の2995mmとなったことで特に後席の居住性が高まったという。後席は左右独立で前後に100mmの調整が可能で、バックレストの角度やヘッドレストの高さ調整を含め、すべてドアパネルに用意されるスイッチでコントロールが行なえる。また、これまで2列シート仕様だったGLEに、新たにオプションで3列目シートの設定があるのも新しい。
パワートレーンについては、現段階では「GLE 450 4MATIC」が直列6気筒エンジンやISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムなどを搭載することがアナウンスされており、同エンジンの最高出力は270kW(367HP)、最大トルクは500Nm。電気モーターは最高出力16kW、最大トルク250Nmと、日本でも導入されている「S 450」「CLS 450 4MATIC スポーツ」と同様のスペックを持つ。このほかディーゼルエンジン搭載モデルやPHV(プラグインハイブリッド)モデルの設定も予定している。
そのほか、6気筒以上のエンジン搭載車向けのオプションとして、エアサス「AIRMATICサスペンション」との組み合わせになる「E-ACTIVE BODY CONTROL」を用意。これはスプリングと減衰力のダンピング特性を各ホイール個別で制御できるというもので、快適性を高めたり悪路で走破性を高めたりできるという。