【SUPER GT第6戦 SUGO】100号車 RAYBRIG NSX-GT（山本尚貴/ジェンソン・バトン組）がコースレコードでポールポジション

GT500のポールポジションをコースレコードで獲得した100号車RAYBRIG NSX-GT（山本尚貴/ジェンソン・バトン組）

　9月15日、スポーツランドSUGO（宮城県柴田郡村田）で「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 6 SUGO GT 300km RACE」（以下、SUPER GT第6戦 SUGO）の公式予選が行なわれた。GT500は100号車 RAYBRIG NSX-GT（山本尚貴/ジェンソン・バトン組）が、GT300は61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝組）が、それぞれポールポジションを獲得した。81周、300kmで争われる決勝レースは16日14時にスタートする。

GT500は、クラッシュによる赤旗中断が連続するも、後半はドライでコースレコード

　SUGOでの公式予選は、10分間ずつのQ1とQ2からなる。GT300では出走車両28台の半分となる14台ずつのA・Bグループに分け、それぞれでQ1を実施。A・Bグループともに上位7台までがQ2に進出し、Q2では14台が上位グリッドを争う。GT500では出走車両15台が一斉にQ1を戦う。そのうち上位8台がQ2に進出し、上位グリッドを争うことになる。

　順番としては後に行われたGT500の予選では、Q1はほぼドライとなったため、周回を重ねるたびに各車続々とタイムを更新していった。ところが、3番手タイムを記録していた39号車 DENSO KOBELCO SARD LC500（ヘイキ・コバライネン/小林 可夢偉組）がクラッシュし赤旗中断となるアクシデント。規程により39号車はQ1の結果が残らず、1分11秒021をマークした17号車KEIHIN NSX-GT（塚越広大/小暮卓史組）を筆頭に8台がQ2に進出した。

　その後のQ2では、それまでのコースレコード1分10秒516を次々に塗り替える激しい戦い。上位3台がコースレコードを上回り、僅差でトップタイムを叩き出した100号車 RAYBRIG NSX-GT（山本尚貴/ジェンソン・バトン組）が1分10秒248でポールポジションを獲得した。

100号車 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトン選手（左）と山本尚貴選手（右）

GT300は、山内英輝のドライブする61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが、1分17秒685でポールポジション

　GT500の前に行なわれたGT300のQ1では、路面が濡れているのがやや目立つ状態でAグループ14台が出走した。10分間という短い時間とはいえ、各車順調に周回しながらタイムを縮め、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝組）がグループトップタイムとなる1分18秒665をマークする。

　続くBグループは、22号車 アールキューズ AMG GT3（和田久/城内政樹組）が開始直後にガードレールに突っ込み、事故処理とコース復旧のために赤旗中断。再開後は雨もやみ、徐々にドライコンディションに近づいていくなか、21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS（リチャード・ライアン/富田竜一郎組）がトップ通過する。

　A・Bグループの上位7台、計14台が上位グリッド目指すQ2では、山内英輝のドライブする61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが、1分17秒685でポールポジションを獲得。25号車 HOPPY 86 MC（松井孝允/坪井翔組）、9号車 GULF NAC PORSCHE 911（久保凜太郎/石川京侍組）と続いた。Q1のAグループで4番手と健闘した34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3（道上龍/大津弘樹組）はQ2でのタイム更新がわずかに止まり、決勝は11番グリッドからのスタートとなった。

GT300ポールポジションの61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが、1分17秒685でポールポジション

61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝選手（左）と井口卓人選手（右）